ロバート・アルトマンドキュメンタリー公開記念 ファンが選ぶお気に入りの1作は?
2015年9月9日 17:00
[映画.com ニュース]アメリカ・インディペンデント映画の父、ロバート・アルトマン監督の人生に迫るドキュメンタリー「ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男」の公開を記念し、アルトマンファンを公言する映画評論家やアーティストが選んだ「私が好きなアルトマン映画1本」が発表された。
アルトマン生誕90周年を記念し、10月3日に公開するドキュメンタリーは、カンヌ映画祭グランプリ受賞のヒット作「M★A★S★H マッシュ」(70)撮影時が44歳という遅咲きの映画監督でありながら、「ロング・グッドバイ」「ナッシュビル」「ザ・プレイヤー」「ショート・カッツ」「ゴスフォード・パーク」などバラエティ豊かな39作を発表してきたアルトマン監督の型破りな映画人生と、巨匠を敬愛する俳優や監督によるインタビュー、私生活でのホームムービーなどを収めた映画ファン必見の一作だ。
アルトマンファンが選んだ作品とコメントは以下の通り。
アドリブ、重なるセリフ、中心なき群像劇……ハリウッドがやらないことだけをやり続けたアルトマンに、ポール・トーマス・アンダーソンやガス・バン・サント、それに「桐島、部活やめるってよ」の原点がある!
オルトマンの作品で好きなものとそうでないものがはっきり分かれますが、このドキュメンタリーを見て、リアリティ好きで商業主義嫌いな彼と友だちになりたかった、そう思いました。そして傑作「ザ・プレイヤー」をもう一度見たくなっちゃった!
中学の時、映画「M★A★S★H マッシュ」を観て人生が変わった。今、アルトマンの魔法のピースが解き明かされる。ヤリたいことのみヤリ通した旺盛なる反骨者の人生に刮目せよ!!
あの「ロバートアルトマン」が喋り、動く姿を観れ、声を堪能できたことに大興奮! 大満足! 同時に近作を観たら「自分がリアルタイムで感じていたアルトマンは本当に後期だったのか」と悔しい思いもありました。
一見なにげないシーンは、高度なクラフトとエゴ渦巻く才能たちを手なずける手練手管の数々、そして包み込まれるような安心感に担保されている。<砂のお城>作りに嬉々として興じたあと、ふと映画作りのプロセスがこんなに面白いものだとあらためて思う。
行き当たりばったりの即興と計算し尽くされた群像劇とがまったく矛盾しない物語学ーーその奇跡的瞬間を、われわれはアルトマネスクと呼ぶ。
始まった映画はいつか終わる。そして映画自体もいつか終わる。アルトマンの映画にはいつもそんな終わりへのまなざしがあった。そしてそれ故の自由と永遠があった。悲しみに満ちた勇気が充満していた。そのおかげで世界の映画人たちは新たな一歩を踏み出すことができたのだ。
「ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男」は、10月3日YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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