成海璃子×池松壮亮×斎藤工共演作「無伴奏」16年春公開決定&ビジュアル完成
2015年9月4日 05:00

[映画.com ニュース] 成海璃子が主演し、池松壮亮、斎藤工と共演した映画「無伴奏」が2016年春に公開されることが決定し、あわせてティザービジュアルと場面写真が初披露された。学園紛争がぼっ発した時代に生きる若者たちの、危うげな人間模様を予期させる仕上がりとなった。
直木賞作家・小池真理子氏による自伝的恋愛小説を、「ストロベリーショートケイクス」「太陽の坐る場所」の矢崎仁司監督が映画化。これまで清楚な役どころが多かった成海が、女としての性に目覚めていく女子高生・野間響子に扮し、新境地を開拓。さらに池松は響子が恋焦がれる大学生・堂本渉役、斎藤は渉の友人・関祐之介役をそれぞれ演じている。
日本中の学生たちが学生運動を起こしていた、1969年の仙台。同級生とともに学園紛争を行っていた響子は、クラシック音楽が流れる喫茶店「無伴奏」で、渉と祐之介に出会う。響子はパッヘルベルの「カノン」をリクエストする渉にひかれ、やがてどうすることもできない強い衝動に突き動かされていく。

ビジュアルでは、「秘密の匂いがした初めての恋。」「あなたを求め続けた。」「多感なこの恋の行方は――」というコピーが、劇中の恋の激しさを示唆している。その一方で、タバコをふかしながら一点を見つめる斎藤、レコードプレイヤーに手をかける池松、ビラが貼られた壁を背景にたたずむ成海を、物憂げなタッチで切り取っている。
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