カノン
劇場公開日:2016年10月1日
解説
比嘉愛未、ミムラ、佐々木希が姉妹を演じ、母へのわだかまりを抱えたまま大人になった三姉妹が、母の過去をたどりながら、自分たちの傷に向き合う姿を描いたドラマ。金沢の老舗料亭で育った3人姉妹。次女は富山県で教師を、長女は東京で専業主婦、三女は生まれ育った料亭の女将と、それぞれ別の街で日々を送っていた。ある日、祖母の訃報を受け、金沢に集まった三姉妹は、死んだはずの母が生存している事実を知る。心に闇を抱え、アルコール依存症と戦っていた母はアルコール性認知症を患い、娘たちのことがわからない状態となっていた。アルコール依存症と戦う三姉妹の母親役を鈴木保奈美が演じる。監督は「リトル・マエストラ」の雑賀俊朗。
2016年製作/123分/G/日本
配給:KADOKAWA
スタッフ・キャスト
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2016年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
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戦略は悪くない。比嘉愛未、ミムラ、佐々木希という三姉妹の女優陣を目当てに軽い気持ちで観始めたなら、物語のなかで描かれるアルコール依存症、モラハラ、認知症といった重い問題に衝撃を受けるんじゃないかな。
彼女たちの母親に扮した鈴木保奈美は、若い頃はアルコール依存、現在は飲酒が原因の認知症という、痛々しい姿をさらすキャラクターを熱演。彼女がトレンディドラマで活躍していた頃(まさに本作の三姉妹の年頃)を知っている世代には、「ああ、こんな役を演じる歳になったんだなあ」と一層感慨深い。
北陸の観光名所をこれ見よがしに映すショットが多いのがやや気になったものの、ラストで三姉妹がピアノ3台で「パッヘルベルのカノン」を演奏するロケシーンは、ドラマと音楽と風景が三位一体となった名場面だ。
モラハラ、アルコール依存、認知症、女の一生って切ないです。家族愛は様々だけど、逢えなくても想いが存在するんだなと思いました。
2022年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
新幹線が見えるが丘公園、金沢駅、東茶屋街と金沢らしいところが全開。料亭?ここはわからん・・・料亭なんか行ったことないからなぁ・・・。金沢のみならず北陸の風光明媚な観光地などが満載だったけど、おばあちゃん役の多岐川裕美の言葉にガッカリ。このイントネーションは金沢弁じゃなく関西弁。どうせなら他の役者のように自然に喋ればいいのに・・・自然の美しさはどちらかというと富山県のほうが勝っていた。地元民であるためか、途中からは位置関係がわからなくなりました。
最も驚きだったのは鈴木保奈美がこんな老け役やってることでしたが、実年齢に合わせての配役だとは思うけど三姉妹の性格からするとちょっと不自然。誰が長女で誰が次女かと頭に入ってこなかった。そんな中、最も演技面で良かったのはミムラ!推し。
「パッヘルベルのカノン」と言えば多くの映画に使われていますが、どことなくアジア系作品に多いのかな?母親の壮絶な人生を追体験しながらも、アルコール依存症の恐怖やモラハラ夫といった現代的テーマを取り入れていた。さすがにピアノ三重奏には心奪われ、自分でも立ち上がりそうになったほどですが唐突感は否めない。とりあえず、月華楼に一度行ってみたい。
高レビュー作品だったのでワクワクして見てみましたが…
うーん。
って感じでした。
演技力?