「キングスマン」サミュエル・L・ジャクソンが笑顔で人類抹殺計画を説明!本編映像公開
2015年8月28日 16:15

[映画.com ニュース]「キック・アス」のマシュー・ボーン監督がコリン・ファースを主演に迎えたスパイアクション「キングスマン」で、世界有数のIT富豪ながら人類の大量虐殺をたくらむテロリスト、ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)の悪の魅力に迫った本編映像が公開された。
映画は、英ロンドンを拠点に活動する独立諜報機関「キングスマン」の敏腕エージェント・ハリー(ファース)と、スパイの訓練に励む若者エグジー(タロン・エガートン)が、ヴァレンタインの野望を食い止めようとするさまを描く。ボーン監督らしいバイオレンス描写やアクロバティックなアクションがふんだんに盛り込まれているほか、防弾機能つきのこうもり傘型ショットガンや、ナイフが仕込まれた革靴など、さまざまな特殊機能を備えた“紳士グッズ”が多数登場する。
このたび公開された本編映像は、ヴァレンタインが一国の王女と首相を自宅豪邸に招きいれ、会食するシーン。フォーマルな服装に身を包んだゲストに対して、キャップ帽にジャケットと、ラフすぎる姿のヴァレンタインはそれだけで異様だが、笑顔で人類抹殺計画を説明。「あなたは完全にイカれた人ね」といきり立つ王女を部下に押さえつけさせ、「計画進行のため、人気と権力があるあなたの協力が必要だ。あなたが同意しようとしまいと、私は強制的にあなたを安全な場所に隔離する」とどう喝。ジャクソンの怪演も相まって、ヴァレンタインが持つ底なしの恐ろしさをひしひしと感じさせる。
ボーン監督は、強烈なキャラクターのヴァレンタインについて、「実在のモデルは特にいないが、あえて挙げるならスティーブ・ジョブズかな。つまり億万長者で、そのブランドと技術が全世界に影響を与えるほどの力を持つ男。その男が仮に悪巧みをしたら恐ろしい強敵になるだろうという考え方だ」と、死した今もなお絶大な人気を誇るIT界の寵児(ちょうじ)にインスパイアされていると語った。
「キングスマン」は、マイケル・ケイン、マーク・ストロングといった実力派英国俳優が脇を固める。原作コミックは、「キック・アス」や映画が来年公開予定の「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー(原題)」のマーク・ミラーがシナリオ、「ウォッチメン」のデイブ・ギボンズが作画を手がけた。9月11日から全国公開。
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