三浦春馬&水原希子、樋口監督ど緊張の「進撃の巨人」ジャパンプレミアに爆笑
2015年7月21日 21:06

[映画.com ニュース] 世界累計発行部数5000万部を突破した諫山創氏の大人気コミックを実写化映画化する、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」のジャパンプレミアが7月21日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の三浦春馬をはじめ、共演の長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ、松尾諭、石原さとみ、ピエール瀧、國村隼、樋口真嗣監督が、舞台挨拶に勢ぞろいした。
キャスト陣と監督がスモークの中登場すると、約4000人の観客からは割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。春馬は、「いま最も日本で有名で力を持っている『進撃の巨人』に主演として参加させて頂いたこと、本当に感謝しております」と目を輝かせて挨拶。その一方で、樋口監督は体を強張らせ、「非常に今緊張しています。何言ってたっけ? あの、本当に、あの……」と言葉に詰まり、「自分ではずっと見てるから分からないけど、たぶん面白い映画になっていると思います!」と投げやりなアピールで挨拶を締め、キャスト陣と会場は大爆笑に包まれた。
さらに、ドレスアップしたキャスト陣を眺め、「こんなにきれいな人たちだったんだ。申し訳ないことをした。本当に思い出したくないくらいの汚し方をしてしまった。俺はなんてことをしてしまったのだろう」と自責の念を口にした樋口監督。「ロープで飛ぶシーンは本当に怖くて、死ぬってこんな感じなんじゃないかなと思った」(長谷川)、「あえて髪にダメージを与えたり、口を開けて叫んだシーンの後はワンカットずつうがいしたり、体を張った」(石原)とキャスト陣から撮影時のエピソードが飛び出すたびに、申し訳なさそうに肩をすぼめていた。
原作ファンからも、ビジュアルの再現性の高さが評判となっているハンジ役の石原は、「(原作は)比較対象になるとは思うのですが、荒探しをするのではなく(笑)。諫山さんの描いたキャラクターの持つ魅力、可能性を信じて、期待して見てもらえたら」とお茶目にお願いしつつ、仕上がりに自信を覗かせていた。
また春馬は、樋口監督から「時計じかけのオレンジ」「シャイニング」「クロニクル」のDVDを役作りに生かしてほしいと渡されたものの、「何回見ても『進撃の巨人』と世界観がマッチしない。理解するのが苦しかった」と、参考にならなかったと告白し、謝罪した。突然のカミングアウトに動揺した樋口監督は、「(DVDを)返してくれた時に一緒にくれたクッキーがおいしかった」と噛み合わない返答をし、またもや会場の大爆笑を誘っていた。
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は、突如として現れた人間を捕食する巨人に支配された世界を舞台に、巨大な防壁の内側で暮らしていた人類が、再び現れた巨人たちとの壮絶な戦いに挑んでいく姿を2部作で描く。前編は8月1日、後編「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」は9月19日に公開。
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