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菊地健雄監督デビュー作「ディアーディアー」、モントリオール出品決定

2015年7月2日 13:45

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「ディアーディアー」の一場面
「ディアーディアー」の一場面
(C)2015オフィス桐生

[映画.com ニュース] 瀬々敬久監督「ヘブンズストーリー」、黒沢清監督「岸辺の旅」、石井裕也監督「舟を編む」などの作品で助監督を務めてきた菊地健雄の監督デビュー作「ディアーディアー」が10月、テアトル新宿にて公開されることが決定。さらに、8月27日~9月7日までカナダで開催される第39回モントリオール世界映画祭のファースト・フィルム・ワールド・コンペティションに正式出品されることも決定した。

作品は、幻のシカを巡る三兄妹の軌跡を描くヒューマンコメディ。主演には「パッチギ!LOVE&PEACE」の中村ゆりを迎え、青山真治作品常連の斉藤陽一郎山下敦弘作品に欠かせない山本剛史北野武作品で存在感を示す桐生コウジ柳憂怜ら男優陣が脇を固め、さらに、出演作が相次いでいる染谷将太とハリウッドで活躍中の菊地凛子も友情出演している。故郷の栃木県足利市を舞台に描いた菊地監督渾身の意欲作だ。

脚本は「貞子3D2」の杉原憲明、劇中登場する「リョウモウシカ」のアニメーションを「グレートラビット」でベルリン国際映画祭短編部門銀熊賞の和田淳、エンディングテーマ「気まぐれな朝」を注目の新鋭ロックバンド森は生きている、そして大政絢・染谷主演「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」監督の瀬田なつきが予告編を手がけ、新人監督のデビュー作としては異例の豪華な布陣となった。

タイトルの「ディアーディアー」は、英語表記で“Dear DEER”となり「親愛なるシカ」を意味する。本作企画の桐生コウジは、2008年に父親を亡くし億単位の負債がある会社を長男として後継。10年に人気のももいろクローバーZを起用し映画製作に乗り出したが、公開直前に発生した東日本大震災の影響で不入り赤字となってしまう。

起死回生を狙う本作は、「借金苦の長男:冨士夫役」に自身を重ね合わせた企画で、長男の重責も多額の借金も重いモノだが、一方で新たな道を築く転機にも成り得るということを実感し、三兄妹にとって本来は忌み嫌うべき存在のシカに対し、皮肉を込めて敢えて「親愛なる」と形容したという。

なお、菊地監督を取り巻く石井監督、瀬々監督、黒沢監督ら35人の監督から本作への応援とダメ出しコメントが続々と寄せられており、予告編とともに公式サイトなどで公開されている。

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