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飯塚俊光監督「独裁者、古賀。」に監督たちから称賛のコメント続々

2015年6月30日 10:00

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「独裁者、古賀。」の一場面
「独裁者、古賀。」の一場面

[映画.com ニュース] 7月18日から新宿K’s cinemaでモーニング公開される、飯塚俊光監督の長編映画デビュー作「独裁者、古賀。」に、様々なジャンルで活躍する著名人や映画監督たちから続々と共感・称賛のコメントが寄せられている。

作品は、群馬県の伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を受賞した脚本を飯塚監督自ら映画化したもの。いじめを題材に扱いながらも、瑞々しい人間描写とユニークなストーリー展開で、高校生の青春を描いたエンタテインメント。PFFアワード2014でエンタテインメント賞を受賞するなど、多くの映画祭で高い評価を得ている。

主演は、今年2月に東京のテアトル新宿で公開され高い評価を得た「死んだ目をした少年」で好演した清水尚弥。ヒロインには、園子温監督「リアル鬼ごっこ」に出演している村上穂乃佳。また、石井裕也監督「舟を編む」「バンクーバーの朝日」などに出演する個性派俳優・芹澤興人に加え、臼井千晶、輿祐樹、松木大輔らが共演している。

死んだ目をした少年」の加納隼監督は、「『青春』というあやふやな世界に存在する一瞬の煌めきを丁寧に捉えている。清水尚弥さんの恋する濡れた瞳が忘れられない」とし、現在「トイレのピエタ」が公開中の松永大司監督も「走る。とにかく走る。劇的な変化などないかもしれないけどそれでも走る。顔を歪ませながら必死に走る古賀の姿に、生きる力を感じました」と感想を述べている。

さらに、「黒執事」などの大谷健太郎監督は「とにかくシナリオが俊逸です。主人公、古賀が華奢だから、一見、デリケートな感性の作品に見えるけど、むしろ『変化』をしっかり捉えて行く確信に満ちた演出に惹きこまれました。見応えのある力強い作品です」と高く評価。「種まく旅人 くにうみの郷」が公開中の篠原哲雄監督は「『劇的にいこうぜ!』という台詞がとてもいい。弱き者に勇気を与えるという意味で。誰しもが強く生きていきたいと願う中で。勇気を与えられた者はささやかながらも最高の愛情表現をした。ここから先は奴らにまかせるしかないだろう。劇場に行って確かめよう!」と、新しい才能にエールを送っている。

なお本作は、国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery」で、東京公開を成功に導くための配給宣伝費に充てる支援金を募っていることから、特別講座「映画のためのクラウドファンディング入門」を7月3日の午後7時30分から東京・早稲田のニューシネマワークショップで開催。飯塚監督、「MotionGallery」の大高健志代表らが登壇し、クラウドファンディングの活用法や可能性などについて話をする。

また、名古屋シネマスコーレで新人監督の登竜門として開催される「第4回ニューインディーズ映画総選挙」で、東京公開に先駆け7月4~6日に特別上映されることが急遽決定した。総選挙は、観客採点、観客動員、そして映画館スタッフの投票の総合点で順位を決めるもので、1位になると同館でリバイバル上映される。

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