若手人気俳優・山田裕貴が闇金業界で成り上がる！「闇金ドッグス」公開決定

映画は、ヤンキー映画の人気シリーズ第22作「ガチバン　NEW GENERATION」に登場した安藤忠臣（山田）を主人公に、金の呪縛から逃れられない人々を生々しく描き出す。極道の世界から足を洗い、闇金業者として成り上がることを決意した安藤。地下アイドルを続けるため、事務所の社長に金を支払い続ける女性や、アイドルオタクのニートが客となるが、借金の回収に苦戦する。

山田は「ライヴ」（2014）で映画初主演を果たし、「ホットロード」（14）、「ストロボ・エッジ」（15）などヒット作に出演している若手注目株のひとり。今回の主演抜てきに、「高岡奏輔さんとの1対1のお芝居は、正直武者震いが止まりませんでした」と恐縮。また、「この安藤忠臣という男は社会を生きていく辛さや、世界の苦しみを跳ね返し悪の道を生きていきます」「自分が演じた役の中で１番“悪”でかなりのダークヒーローです」と役柄の魅力を語っている。

一方、台本内にあふれる金融のエピソードに「台本を通しても目がグルグル、頭も使って、この期間はお金の国の受験生のようでした」という高岡。「1度足を踏み入れてしまうと、抜けられない世界のようです。怖い怖い。そんな怖くて、どうしようもない人達の日常をほんの少しだけ切り取って皆さんにお届けします」とコメントを寄せ、リアリティある世界観をアピールしている。

さらに、アイドルから女優に転身し、「リアル鬼ごっこ」「映画 みんな！エスパーだよ！」と園子温監督作品2本が公開を控える冨手は、「自分が過去にアイドル活動をしていたという経験もあって、撮影中はその時の自分にタイムスリップしたかのような感覚でした。『姫野えりな』『冨手麻妙』どっちが本当の自分なのか分からなくなる瞬間もあったり」と、自らの経験を役柄に投影した様子。体当たりの演技が期待できそうだ。

ほかに、津田寛治、紗綾、大賀太郎、青木玄徳、市オオミヤ、稲川実代子らが共演。「愛流通センター」の土屋哲彦がメガホンをとる。

「闇金ドッグス」は、8月1日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。