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橋口亮輔監督「恋人たち」ティザービジュアルと特報映像が完成!

2015年6月25日 14:45

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「恋人たち」ビジュアル
「恋人たち」ビジュアル

[映画.com ニュース]数々の映画賞を受賞した「ぐるりのこと。」(2008)以来7年ぶりとなる、橋口亮輔監督のオリジナル脚本による長編映画「恋人たち」がこのほど完成し、ティザービジュアルと特報映像が公開された。

作品は、沖田修一監督「滝を見にいく」(14)に続く、松竹ブロードキャスティングによる作家主義、俳優発掘を理念としたオリジナル映画製作プロジェクトの1本。キャストのほとんどが、橋口監督のワークショップに参加しオーディションで選ばれた新人俳優が演じる。通り魔殺人事件によって妻を失った男に橋口監督の中編「ゼンタイ」にも参加した篠原篤、「ぐるりのこと。」で主演デビューし、今や日本映画界に欠かせない俳優となったリリー・フランキーがその先輩を演じているほか、成嶋瞳子池田良に加え、光石研安藤玉恵木野花黒田大輔山中崇山中聡内田慈ら個性あふれる顔ぶれがそろった。

ティザービジュアルは、篠原演じる妻を失った男が首都高高架下の川の中にたたずむ後ろ姿が印象的な1枚で、「愛を見つけた者がいる。愛を亡くした者がいる。」というコピーがついている。そして特報では、「いま、ここに生きている人」のもつ体温や息づかいまで感じ取れるような橋口監督ならではの映像で、登場人物たちが織りなす日々の物語1コマ1コマをアップテンポに綴り、何かが起こる予兆を感じさせるような作りとなっている。

6月27日からは、テアトル新宿とテアトル梅田の2館のみ、この20秒バージョンとはテンポの異なる40秒バージョンの特報映像も上映される(ネット配信は7月末予定)。そして同日、本作の世界を想像させるティーザー版の公式サイト(http://koibitotachi.com)も開設される。橋口監督は、「飲み込めない想いを飲み込みながら生きている人が、この日本にどれだけいるのだろう。今の日本が抱えていること、そして“人間の感情”を、ちゃんと拾ってあげたい」としており、7年分の思いがすべて注ぎ込まれたようだ。11月からテアトル新宿ほか全国で公開。

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