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原恵一監督、「百日紅」の出来栄えに絶対の自信「日本のアニメーターの技術は世界一」

2015年3月19日 20:10

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アニメドールを受賞した原恵一監督
アニメドールを受賞した原恵一監督

[映画.com ニュース] アニメーションの振興を目的とする国際映画祭「東京アニメアワードフェスティバル 2015」が3月19日、開催初日を迎え、東京・三越前の江戸桜通りでオープニングセレモニーが行われた。同所に用意されたレッドカーペットには、「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」の原恵一監督らが登場した。

サウンドバイツでは、報道陣からの取材に熱心に回答した原監督。5月9日に公開を控える「百日紅 Miss HOKUSAI」について、手応えのほどを聞かれると「十分にありすぎるほどあります」といい、「原作が好きすぎて、原作を劣化させるものにはしたくなかった。だから、劣化は絶対にしていないです」と胸を張った。そして、「日本のアニメーターの技術は世界一の水準。今はCGも増えていますが、紙と鉛筆で描くという、素晴らしい技術者たちの仕事は絶やさないで続けていきたい」と語り、「日本最高峰のアニメーターにそろって参加してもらっているので、絵の仕上がりは自信をもって『良い』と言えます」と絶大な自信を明かした。

さらに原監督は、アニメーションと時代、世界、未来を変えるクリエイターに贈られる特別賞「アニメドール」を受賞。トロフィーを授与され、受賞理由を「この賞は質、オリジナリティ、芸術性すべてを評価したものです」と説明されると、原監督は「立派なトロフィーを頂き光栄です。なんだかまだ実感もわかないですが(笑)」と控えめに喜んだ。その一方で、「『百日紅 Miss HOKUSAI』、完成を目指してスタッフたちが最後の追い込みをしております。素晴らしい作品に出来上がった手応えを十分感じていますので、この賞に恥じない索引になっていると思います。ぜひ見ていただきたいです」とアピールを忘れなかった。

セレモニーには、実行委員長の内田健二氏をはじめ、短編コンペティション作品の最終審査員を務めるアリ・フォルマン監督(「戦場でワルツを」「コングレス未来学会議」)や各コンペティションのノミネート者らが出席した。同映画祭は、短編・長編コンペティション、アニメ・オブ・ザ・イヤー部門など各部門のアニメ作品を、3月23日まで東京・TOHOシネマズ日本橋で毎日上映。ノミネート作品や上映時間の詳細は、公式HP(http://animefestival.jp/ja/)に掲出されている。

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