ハリウッド映画の撮影増加でモロッコに過去最高の経済効果
2015年3月16日 08:05
[映画.com ニュース] ハリウッド映画がモロッコに大きな経済効果をもたらしていると、ハリウッド・レポーター誌が報じた。
モロッコの映画業界団体Moroccan CInematgraphic Centerの発表によれば、昨年ロケ撮影で訪れた外国映画がモロッコ国内で1億2000万ドルを支出したという。「ミッション:インポッシブル5」「エクソダス:神と王」「アメリカン・スナイパー」といった大作映画が相次いで同国で撮影を行ったためで、外国映画の年間支出額としては過去最高を記録した。
また、人気シリーズの最新作となる「007 スペクター」が昨年12月にロケを行い、今夏も再び撮影に入る予定だという。ロケ地として重宝されている理由として、「中東のなかで、我が国は唯一、安全と安定を保証できる国だからです」と同団体のSarim Fassi-Fihri代表は説明している。
なお、中東におけるモロッコのライバルはアラブ首長国連邦。こちらでは「スター・ウォーズ フォースの覚醒」や「ワイルド・スピード SKY MISSION」の撮影が行われている。