佐伯日菜子、第19回日本アカデミー賞授賞式での豊川悦司の姿を懐かしむ
2015年3月1日 10:30

[映画.com ニュース] 「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」から発売中の野村芳太郎監督作「八つ墓村(1977)」の特別上映会が2月28日、都内で開催され、映画評論家の樋口尚文氏と女優の佐伯日菜子がトークイベントに出席し、その魅力を語り尽くした。
横溝正史氏の同名小説を原作とし、探偵・金田一耕助が活躍するミステリー映画。77年版では、故渥美清さんが金田一役を務めている。公開当時のCMは人気を博し、「祟りじゃ~!」というセリフは流行語にもなったほど。樋口氏は「CMでは(山崎努演じる)多治見要蔵が走ってくる画にあわせて、『祟りじゃ、八つ墓の祟りじゃ』と言って、小川真由美さんのカラーコンタクトのアップになる。タラランとピアノが鳴る。それで、『超大作、八つ墓村』というのが出る。なんなのこれ、というので、祟りじゃというのがはやった」と懐かしんだ。
樋口氏は、脚本を手がけた橋本忍について言及。「黒澤明の『生きる』や『羅生門』の大脚本家と言われているが、『砂の器』『八甲田山』『八つ墓村』といった娯楽映画・大作映画の飛ばし方というのが、すごくいきのいい感じがある」といい、「大作映画のある種のいい加減さがあり、でもすごい技術で作るというのがあるといいなというのを、また見て思いました」と改めて堪能した様子だった。
これまで「八つ墓村」は何度も映像化され、市川崑監督作「八つ墓村(1996)」では、豊川悦司が金田一役に挑んでいる。佐伯は、第19回日本アカデミー賞でプレゼンターを務めた当時を振り返り、「俳優賞で豊川悦司さんがノミネートされていたんですが、ギリギリになって突然現れた。みんなタキシードとか、きらきらした格好をしているのに、セーターにジーンズで、さらに『八つ墓村』の台本をポケットに入れたままふらりと現れた。めちゃくちゃ格好いいと思いましたね」と明かした。
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