コン・リーが切ない夫婦愛熱演 チャン・イーモウ「妻への家路」特別映像
2015年3月1日 08:00
「初恋のきた道」「HERO(2002)」などの数多くの傑作を発表してきたチャン監督が、かつてプライベートでのパートナーでもあったコン・リーを起用し、文化大革命の混乱により離れ離れとなった夫婦のその後を描いた物語。ふたりのタッグは「王妃の紋章」(06)以来となる。
右派分子とみなされ拘束されていたルー・イエンチーは、文化大革命終結後、20年ぶりに解放され家路につくが、妻のフォン・ワンイーは、夫を待ちわびる心労から記憶障害となっていた。夫を他人だと思い込む妻と、そんな妻に寄り添い続ける夫の愛をコン・リーと名優チェン・ダオミンが熱演した。
このほど公開された映像は、イエンチーが妻の記憶を取り戻そうと、ピアノの調教師のふりをして、夫婦の思い出の曲を演奏するシーン。夫が心を込めて奏でる曲を聞き、ワンイーは涙を流す。果たしてかつての夫婦の記憶は戻るのか、結末が気になる映像となっている。なお、ピアノ演奏は「のだめカンタービレ」のピアノ吹替を担当した、ラン・ラン氏が手掛けている。
「妻への家路」は3月6日全国公開。