【第38回日本アカデミー賞】新人賞の6人に喝さい!福士蒼汰「映画界を盛り上げたい」
2015年2月27日 21:41
[映画.com ニュース]第38回日本アカデミー賞の授賞式が2月27日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われた。今年の新人俳優賞は上白石萌音、小松菜奈、能年玲奈、池松壮亮、登坂広臣、福士蒼汰の6人が受賞。次代を担う若手俳優たちがレッドカーペットを歩き、大きな歓声を浴びた。
約800人のオーディションを経て、「舞妓はレディ」の主役を射止めた上白石は「今、私がこの場所にいることが本当に夢のようでまだ信じられない」と感激に身を震わせた。オーディションを受けてからの3年間を「楽しくて充実した毎日でした」といい、「この作品で学ばさせて頂いたことを胸に、今日頂いた賞を励みに、これからも頑張ります」とほほ笑んだ。
「渇き。」でヒロイン役を熱演した小松は、第69回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞、第39回報知映画賞新人賞に続き3個目の新人賞受賞。「新人の時にしかもらえないこんな素敵な賞をもらえて、本当にうれしく思います。この作品で今までに感じたことのないプレッシャーや不安、良い刺激を受けることができました。この新人賞がもらえて、幸せです」と喜びをかみしめるように話していた。
「三代目J Soul Brothers」の登坂は、「ホットロード」で映画初出演。登坂も同賞のほか、第69回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞と第39回報知映画賞新人賞を受賞している。「不安やプレッシャーもあったが、作品を通じて自分自身成長できた。これを機にさらに頑張っていきたい」と意気込みをのぞかせた。
能年も「ホットロード」での演技が認められ、「私にとってすごく大切な作品。(共演の登坂と)2人で賞を頂いたことをうれしく思います」とほほ笑んだ。池松は、2014年公開作品では「紙の月」「愛の渦」「ぼくたちの家族」など9本に出演。「本当に光栄です。何より、ここに導いてくれた作品たちと、そこにいた人たちとの出会いが一番の財産です」と感無量の面持ちだった。
福士は、笑顔をみせながら「『好きっていいなよ。』では、同年代のキャストの中で切磋琢磨しながら演じられた。『神さまの言うとおり』では、初めての国際映画祭に出席できました。『イン・ザ・ヒーロー』では、尊敬する唐沢寿明さんと共演でき、とてもいい経験になりました」と出演映画を振り返った。そして、「全ての関わってくださった方々、見てくださった方々に感謝します。皆でこれからの映画界を盛り上げたい」と誓うと、場内からは喝さいが沸き起こった。