“おかっぱ”水谷豊に小説の神様が“降りてくる”「王妃の館」予告編が公開
2015年2月25日 12:55
[映画.com ニュース] 水谷豊主演で、浅田次郎氏の同名小説を映画化する「王妃の館」の予告編が公開された。舞台となる仏パリで水谷扮する“おかっぱ頭”の天才小説家・北白川右京に小説の神様が“降りてくる”瞬間が盛り込まれている。
原作者の浅田氏自身が「映画化は不可能」と語っていた小説を、「相棒」シリーズや映画「探偵はBARにいる」で知られる橋本一監督のメガホンで映画化。伝説のホテル“シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)”に集まったワケあり男女10人&ひとりの小説家による、ウィットに富んだ人間模様を描く。パリで22日間におよぶロケを敢行し、邦画では初めてベルサイユ宮殿での撮影も行った。
夕暮れに染まるパリの街並みから始まる予告編では、ツアー客を巻き込んで“世紀の大傑作”を生み出そうとする北白川の姿がコミカルに映し出される。日本を代表するボサノバシンガーの小野リサが歌うエンディング曲「Plaisir D'amour(愛の喜び)」も、豪華絢爛なエンタテインメントに華を添える。
予告編とあわせ、筆を執る北白川(水谷)を中心に田中麗奈、吹石一恵、緒形直人、安達祐実らが演じる個性豊かなツアー客たちが描かれた絵画風のポスターもお披露目された。「人生は小説よりも喜劇なり。」というフレーズも上質なコメディを印象づけている。
「王妃の館」は4月25日から全国で公開。