佐藤浩市主演で横山秀夫「64」映画化 2部作で2016年公開
2015年2月19日 18:20

[映画.com ニュース] 俳優の佐藤浩市が、横山秀夫氏のミステリー小説を映画化する「64 ロクヨン」に主演することがわかった。「ヘヴンズ ストーリー」でベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞し、「感染列島」「アントキノイノチ」など多数の作品を手がける瀬々敬久監督のメガホンにより、前後編2部作で映画化される。
原作は、「半落ち」「クライマーズ・ハイ」など人間ドラマの名手として知られる横山氏が、2012年に発表した同名小説。元刑事の警察広報官が未解決事件「ロクヨン」を模した新たな事件に対じする姿を通して、警察や記者たちの葛藤、攻防をリアルに描き、12年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、13年「このミステリーがすごい!」年間1位、13年「本屋大賞」第2位などに選ばれた。
佐藤が扮するのは、元刑事で現在は警察の警務部で広報官として働く主人公・三上義信。昭和64年、少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」に刑事として捜査にあたっていた三上だが、事件は未解決のまま時効を迎える。そして平成14年、「ロクヨン」をなぞるかのような新たな事件が発生。今度は広報官として、三上は事件に真っ向から立ち向かうことになる。
横山氏の著作の映画化は、「半落ち」「出口のない海」「クライマーズ・ハイ」「臨場 劇場版」に続いて5作目。佐藤は、ドラマ版の「クライマーズ・ハイ」や「逆転の夏」に出演したことはあるが、横山氏原作の映画出演は初めてだ。かねて「64 ロクヨン」への主演を熱望しており、「原作を読んだ時から大変な仕事になるという覚悟を決めなければ出来ない作品です。しかし自分がやりたい、やらなければいけないという演者の欲と必ず強い作品に出来るということを信じて、監督スタッフと共にぶつかりたいと思います」と強い思いを吐露。三上という男の人物像や演出法について、脚本段階から瀬々監督と意見をぶつけ合っているといい、並々ならぬ意欲で挑んでいる。
前編では加害者匿名報道をめぐる広報室と記者クラブの確執や、その狭間で広報官として目覚めていく三上の姿が描かれ、後編では新たに発生した事件に直面する三上の姿が描かれる。ともに16年公開。
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