【全米映画ランキング】「ホビット」最終章がV3。「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」の続編が4位に
2015年1月6日 21:45

[映画.com ニュース]新年最初の全米ボックスオフィスは、クリスマス公開作がトップ10内に多く残り、拡大公開の新作は1本にとどまった。そんな中、年をまたいで王座を守り、V3を果たしたのは大ヒットシリーズ最終章の「ホビット 決戦のゆくえ」だった。
同作の累計は約2億2000万ドルに到達し、グロス(最終興収)は2億6000万ドルほどになりそう。海外でも5億ドル以上を稼いでおり、全世界興収の累計は約7億2300万ドルに。23日からは中国で封切られ、同国での興収を合わせると9億ドル以上の全世界興収が見込まれている。
2位はメリル・ストリープ主演のファンタジー大作「イントゥ・ザ・ウッズ」。約1800万ドルの興収で11日間の累計は約9100万ドル。3位のアンジェリーナ・ジョリー監督の戦争ドラマ「Unbroken」も「イントゥ・ザ・ウッズ」とほぼ同等の成績で、累計興収は8800万ドル。2作のグロスはそれぞれ1億2000万ドル近辺となりそうだ。
オープニング興収約1500万ドルで4位デビューとなったのは、ダニエル・ラドクリフ主演「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」の続編「The Woman in Black 2: Angel of Death」。第1作の40年後のイールマーシュの館で、ロンドンから強制疎開させられた孤児たちと若い女性保育士が、館に巣食う幽霊に襲われるという内容で、ラドクリフの出演はなし。多くのホラーの続編と同様、厳しめのレビューが集まり、いいスタートとはならなかった。
また、マーク・ウォールバーグが27キロ以上の減量をして、ジェームズ・カーン主演「熱い賭け」(1974)のリメイクに挑戦したハードボイルドドラマ「The Gambler」は前週の初登場7位から9位へと順位を落とし、累計は約2700万ドルにとどまっている。
そして、ハッカー騒動で年末年始のハリウッドをもっとも沸かせたコメディ「The Interview」は約108万ドルの興収で圏外18位に。先週末の家庭視聴用のオンラインセールスはソニーが未発表のため分からないが、公開された週末には劇場興収で約280万ドル(331サイト)、オンラインセールスで約1500万ドルという記録的な数字を叩き出す大ヒットとなった。いずれにしても、今回の「The Interview」の騒動は今後の映画興行のあり方に一石を投じたといえるだろう。
今週末は、リュック・ベッソン製作、リーアム・ニーソン主演の人気アクション第3弾「96時間 レクイエム」に、昨年暮れに限定公開されていたトマス・ピンチョン氏原作、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「インヘレント・バイス(原題)」と、批評家大絶賛で賞レースの大穴となった「Selma」(デビッド・オイェロウォ主演)が拡大公開となる。
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