落ち目俳優の葛藤をとらえたイニャリトゥ監督作「バードマン」予告公開
2014年12月25日 16:00

[映画.com ニュース] マイケル・キートン主演、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督によるブラックコメディ「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の予告編が、このほど公開された。
イニャリトゥ監督、「ゼロ・グラビティ」で第86回アカデミー賞撮影賞を手にしたエマニュエル・ルベツキが初タッグを組み、第72回ゴールデングローブ賞で最多7部門にノミネートされた話題作。第71回ベネチア国際映画祭、第52回ニューヨーク映画祭でも上映され、注目を集めている。
ヒーロー映画「バードマン」で一躍時の人となった俳優リーガンだったが、今では落ち目となり、マネージャーを務める娘サムとの間に生まれた溝に悩む日々を送っていた。そんななか、リーガンは俳優人生をかけ、ブロードウェイへの挑戦を決意。しかし、ケガで降板した共演者の代役マイクの存在が脅威となり、精神的に追い詰められていく。
初代「バットマン」として知られるキートンが、バードマンというかつての栄光にとらわれ、次第に舞台の役どころに自らを重ねていくリーガンを演じる。予告編では、ルベツキならではのカメラワークで、切迫した表情のリーガンを追った映像から始まる。すべてを手に入れながら失った男が愛を取り戻そうともがく姿を、現実と幻想が交錯した世界観で映し出す。
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」は、2015年4月から全国で公開。
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