李相日監督、吉田修一「怒り」を映画化!「悪人」に続くタッグ
2014年12月9日 10:00

[映画.com ニュース] 吉田修一氏の「怒り」(上下巻/中央公論新社刊)が映画化されることが決定し、「悪人」「許されざる者」で知られる李相日監督がメガホンをとることが、映画.comの取材で明らかになった。
李監督が吉田氏の著作を映画化するのは、「悪人」に続き2度目。妻夫木聡が主演した「悪人」は、「人間の本質は善と悪」をテーマに描かれ、興行収入約19億8000万円を記録する大ヒットを飾った。また、ヒロイン役の深津絵里はモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞。さらに、第34回日本アカデミー賞では妻夫木の最優秀主演男優賞、深津の最優秀主演女優賞ほか5部門を制している。
「怒り」は、ある夫婦が惨殺される事件から1年後の夏が舞台。殺害現場に血文字「怒」を残した犯人・山神一也は、整形手術をして逃亡を続ける。房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前には田代が現れ、大手企業に勤めるゲイの優馬はサウナで直人に出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。それぞれ前歴不詳の男3人の中に、犯人・山神に該当する者はいるのだろうか、というストーリーだ。
「さよなら渓谷」「横道世之介」(ともに2013)などの映画化にとどまらず、今年は行定勲監督の演出により「平成猿蟹合戦図」がWOWOWで連続ドラマ化されるなど、吉田作品の映像化が相次いでいる。週刊文春ミステリーベスト10(「週刊文春」12月11日号で発表)で8位にランクインした「怒り」を、李監督がどのように撮りあげるのかに大きな注目が集まる。
「怒り」は、2016年に全国で公開予定。
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