リドリー・スコット史上最大規模で描く「エクソダス」スペクタクルな本予告が完成
2014年10月29日 11:00
[映画.com ニュース] 巨匠リドリー・スコット監督、クリスチャン・ベール主演「エクソダス:神と王」の本予告編が完成し、海が巨壁のようにそびえる圧巻の海割れの場面をはじめ、スコット監督史上最大規模で描くスペクタクルアドベンチャーの一部が明らかになった。
“神に選ばれた男”英雄モーゼと“神になろうとした男”ラムセス、運命に翻ろうされるふたりの男を巡る物語。関係者が「『グラディエーター』『ロビン・フッド』『キングダム・オブ・ヘブン』の3作品を足してもおばない前代未聞の規模」と語る本作では、エキストラは延べ1万5000人、1シーンで使用したカメラは最大17台、戦闘シーンや奇跡のシーンでは多くの本物の生きた動物を登場させ、リアリティを徹底的に追求した。
先日、米ロサンゼルスで開催されたマスコミ関係者向けにフッテージ上映会で、30分間におよぶ本編の一部がお披露目。ナイル川が血に染まり、蛙が大量発生し地を覆い、紅海が割れる――エジプトを襲う脅威や数々の奇跡を、科学的な史実であるという視点に立ち最新の視覚効果と3D技術を駆使して映画史上かつてないスケールで描き出した映像は、多くのメディアの度肝を抜いた。さらに、豪華キャストが織り成すエモーショナルなドラマや、広大な砂漠を舞台にした熾烈なバトルアクションを、全米各誌がこぞって絶賛。このほどの予告編でも、ドラマティックな展開と大迫力の描写が確認できる。
フッテージ上映会に登壇したモーゼ役のベールは、「脚本を執筆したスティーブ・ザイリアンは、本作を革命の話として捉え、彼の解釈によるエクソダス(出エジプト)のストーリーとなった。だからこそ、このタイトルは“モーゼ”ではなく“エクソダス”なんだ」と解説し、「モーゼはとてつもない重荷を背負い、運命にあらがいながら懸命に頑張る。本作は、とてつもなく大きなプレッシャーをかけられた男が、前へ進もうとする話にすべきだと思った」と熱弁を振るった。
舞台は紀元前1300年、栄華を誇る巨大王国エジプト。その王家で養子として育てられたモーゼは、数奇な運命に導かれ、400年もの間虐げられているヘブライの民を救うために、兄弟同然に育てられたエジプトの王ラムセスに反旗を翻す。そして、たった1人で40万の民を率い、“約束の地”を求める苦難と冒険の旅路に就く。
「エクソダス:神と王」は、2015年1月30日東京・TOHOシネマズ日劇ほか全国で公開。