“ザ・ロック”ドウェイン・ジョンソン「ヘラクレス」引っさげ12年ぶりに日本上陸!
2014年10月20日 13:16

[映画.com ニュース] “ザ・ロック”の愛称で親しまれるハリウッドスターのドウェイン・ジョンソンが10月19日、主演アクション大作「ヘラクレス」を携え12年ぶりに来日し、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたジャパンプレミアに、ブレット・ラトナー監督、プロデューサーのポー・フリンとともに出席。熱狂的ファン約500人による“ザ・ロック”コールが鳴り響くレッドカーペットで、ジョンソンはファンサービスに丁寧に応じた。
米フォーブス誌が発表した“2013年最も世界興行収入が高かった俳優”に選ばれるなど、世界的スターとして揺るぎない地位を確立したジョンソン。「アントニオ猪木やタイガーマスクなど、あこがれの日本人プロレスラーたちから大きな影響を受けて育った。東京ドームで試合をしたことも一生忘れられない思い出。またこうして東京に来ることができて光栄。ファンの皆さんから大きな愛を感じている」と感慨深げだった。
「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」「ラッシュアワー」などで知られるヒットメイカーのラトナー監督は、「日本のファンは世界で一番素晴らしい! 日本が誇る偉大な黒澤明監督の映画を研究してこの映画を作った」と親日家ぶりをアピール。また、「最近はCGを多用する映画が多いけれど、歴史に残る名作『スパルタカス』や『ベン・ハー』のような映画をつくりたかったので、ハリウッド史上最大規模のセットで撮影。ギリシャ神話を知らなくても娯楽として楽しめる作品に仕上がった」と胸を張った。
フリンが「ジョンソンありきの映画」と断言したように、心身ともにヘラクレスになりきったジョンソンは、「現代には『バットマン』や『アベンジャーズ』などかっこいいヒーローがたくさんいるけれど、『スーパーマン』を作った人はヘラクレスから大きな影響を受けたという。ヘラクレスは世界最古のスーパーヒーローだよ」と改めて尊敬の念を表した。
舞台挨拶には、女優のすみれ、日本を代表するプロレスラーの武藤敬司も駆けつけた。ジョンソンのルーツであるハワイで育ったすみれは、「戦いではかっこいいライオンみたいなのに、心はピュアで優しい。大好き大好き! 完璧!」とゾッコン。ジョンソンがリスペクトする武藤も、「これからもプロレスと映画で世界中の人に夢と希望を与えて。ついでにハリウッドに俺のことも売り込んでおいて」とアピールし、笑いを誘っていた。
「ヘラクレス」は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを描いたスティーブ・ムーアのグラフィックノベルの実写映画化。全能の神ゼウスと人間アルクメネの間に生まれたヘラクレス(ジョンソン)が、さまざまな強敵との激戦を制し、いかにして英雄となっていったかを迫力のダイナミックなアクションで描く。10月24日から全国公開。
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