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ウィレム・デフォー主演伝記映画「パゾリーニ」予告編が公開

2014年9月9日 09:45

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パゾリーニを演じるウィレム・デフォー
パゾリーニを演じるウィレム・デフォー
写真提供:アマナイメージズ

[映画.com ニュース] アベル・フェラーラ監督、ウィレム・デフォー主演で、1975年に53歳で殺害されたイタリアの映画監督で作家のピエル・パオロ・パゾリーニの最後の日々を映画化する新作伝記映画「パゾリーニ(原題)」の予告編が初公開された。

「パゾリーニ(原題)」は、「奇跡の丘」「アポロンの地獄」「テオレマ」などで知られるパゾリーニの晩年を描く。特に、パゾリーニが未完の小説「Petrolio(石油)」と戯曲「Porno-Teo-Kolossal」に取り組んでいる最中という設定で、それぞれの作品をモチーフにした映像を、フェラーラ監督が新たに撮影したという。

パゾリーニは問題作「ソドムの市(1975)」の完成直後の75年11月2日、ローマ郊外の海岸で無惨なれき死体となって発見された。当時は、同性愛者であったパゾリーニが「ソドムの市(1975)」のエキストラの少年に関係を強要して殺害されたと断定されたが、真犯人はほかにいるという説も根強く、その死の真相は謎に包まれたままだ。

バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」「キング・オブ・ニューヨーク」で知られるフェラーラ監督は、米ハリウッド・レポーター誌によれば、本作にはドキュメンタリー的手法で臨み、綿密なリサーチを行ったという。

予告編では、デフォー扮するパゾリーニの執筆中の姿、その作品の映像化と思われるシーン、遺作「ソドムの市(1975)」の一部、運命の少年との出会いなどが描かれる(www.youtube.com/watch?v=iOVDmHmisQw)。「パゾリーニ」は、第71回ベネチア国際映画祭でプレミア上映された。公開スケジュールは未定。

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