「ソロモンの偽証」に佐々木蔵之介、夏川結衣、尾野真千子ら 主演女優は8日に発表!
2014年8月4日 06:00

[映画.com ニュース] ベストセラー作家・宮部みゆき氏のミステリー小説を映画化する「ソロモンの偽証」に、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子が出演していることがわかった。いずれも実力派の豪華キャストが、オーディションを経て選ばれた中学生たちとともに作品を支える。
原作は、宮部氏が作家生活25年の集大成として構想15年、執筆に9年をかけて完成させたミステリー巨編。クリスマスの朝、中学校の校庭で14歳の少年が遺体となって発見されたことから、学校内に眠っていたさまざな悪意が目覚めはじめる。教師たちが保身に走るなか、大人たちに見切りをつけた女子生徒・藤原涼子が立ち上がり、真実を暴くため学校内裁判を開廷する。2002~11年に「小説新潮」で連載され、12年に3分冊の単行本として出版。各巻700ページを超す一大巨編を、「八日目の蝉」の成島出監督が前後編2部作で映画化する。
今回発表されたキャスト陣の役どころは、佐々木と夏川が涼子の両親・藤野剛と邦子、永作がクラスメイトの母親・三宅未来、小日向が校長の津崎正男、黒木が担任教師の森内恵美子と、主人公・涼子を取り巻く大人たちに扮し、尾野は大人になった涼子(中原涼子)を演じる。
メガホンをとる成島監督は、キャスティングおよび映画化について「宮部みゆきさんの集大成にして最高傑作と言われるほどの長編小説を、無謀にも2部作で映画化するにあたり、私も監督としてこれまでのキャリアで培ってきた全てを注ぎ込まねば勝てないという覚悟で挑んでおり、キャストにも同様のコミットを求めています」と決意表明。その上で、今回発表された6人には「主演級の人気・実力を兼ね備えているだけでなく、私の強い思いを受け止める器があり、決してあきらめない強じんさを持ち、常に最良の結果を残すことができる、まさに日本映画界が誇るプロ中のプロであり、これ以上望むべくもない最強のキャスティングが出来たと自負しています」と絶大の信頼を寄せている。
そして、主演女優となる涼子役には、1年以上をかけ、約1万人の中から選んだ新人を抜てき。8月8日午前8時8分に公式サイト(http://www.solomon-movie.jp/)で発表されることになっており、矢島孝チーフプロデューサーは、「ようやく比類なきダイヤの原石にめぐり合うことができました。彼女を間もなく皆様に披露できることが楽しみでなりません。当代最高の俳優陣に支えられ、映画史に刻まれるデビューを果たす大女優、その誕生の瞬間をぜひ、目撃してください」とコメントを寄せている。
「ソロモンの偽証」2部作は15年春に公開。
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