【全米映画ランキング】シャイリーン・ウッドリー主演の青春ドラマがV トム・クルーズ新作は3位デビュー
2014年6月11日 12:15
[映画.com ニュース] サマーシーズン6週目の全米ボックスオフィス。2本の新作が拡大公開された先週末はシャイリーン・ウッドリー主演の「The Fault In Our Stars」が約4800万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
同作は2012年の発行以来、ベストセラーを記録しているジョン・グリーン氏原作のヤングアダルト小説「さよならを待つふたりのために」(岩波書店刊)を、「ファミリー・ツリー」「ダイバージェント」の人気女優シャイリーン・ウッドリー主演で映画化した青春恋愛ドラマ。甲状腺ガンが肺に転移して、酸素ボンベが手放せない16歳の少女ヘイゼル(ウッドリー)と骨肉腫で片足を失った17歳の青年オーガスタスが恋に落ち、2人で死と向き合いながら生きる姿が描かれる。小説同様、映画も高い評価を得て、ウッドリーは「ダイバージェント」に続き2作品連続の首位デビューを果たした。共演は、相手役のオーガスタスに「ダイバージェント」ではウッドリー扮するベアトリスの兄キャレブを演じたアンセル・エルゴートのほか、ローラ・ダーン、ウィレム・デフォー、ナット・ウルフ、サム・トラメル。メガホンをとったのは、グレッグ・キニア、ジェニファー・コネリー、リリー・コリンズ主演のラブコメディ「Stuck in Love」(2012)で名を上げたジョシュ・ブーン。
2位はアンジェリーナ・ジョリー主演の「マレフィセント」。首位の座は明け渡したが、2週目の週末も約3350万ドルを稼ぎ、10日間の累計は約1億2800万ドルに。最終興収は2億ドル以上が見込まれている。
そして、オープニング興収約2900万ドルで初登場3位となったのが、トム・クルーズ主演のSFアクション「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。桜坂洋氏原作の同名ライトノベルを「ボーン・アイデンティティー」「Mr. & Mrs. スミス」のダグ・リーマン監督が映画化。近未来、謎の侵略者ギタイとの戦時下にあるヨーロッパを舞台に、米軍の元広報マンで戦闘経験の無いケイジ中佐(クルーズ)がタイムループに巻き込まれ、何度も戦死し同じ日を繰り返しながらギタイの正体に迫っていく。批評家からは高評価のレビューが集まる好スタートとなった。共演にエミリー・ブラント、ビル・パクストン、ブレンダン・グリーソン、ノア・テイラー。
今週末は、ジョナ・ヒル&チャニング・テイタム主演によるアクション・コメディ「21ジャンプストリート」の続編「22 Jump Street」に、2010年の大ヒット3Dアニメ「ヒックとドラゴン」の続編「ヒックとドラゴン2(仮題)」が公開となる。