【第86回アカデミー賞】 「ブルージャスミン」ケイト・ブランシェットが主演女優賞
2014年3月3日 13:45
![主演女優賞ケイト・ブランシェット](https://eiga.k-img.com/images/buzz/42482/476309351_large.jpg?1393826042)
Photo by Steve Granitz/WireImage
[映画.com ニュース] 第86回アカデミー賞の授賞式が3月2日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、ウッディ・アレン監督「ブルージャスミン」主演のケイト・ブランシェットが主演女優賞を受賞した。初の主演女優賞に輝いたブランシェットは「この賞はウッディ・アレンのシナリオのおかげ」とアレン監督に感謝の言葉を述べ、「これは女性がメインの映画で、ニッチだと思ってる方もいるだろうけど、見たい人がいるのよ。そして稼ぐこともできるのよ」と作品をアピールした。
実業家の夫との結婚生活と資産を失い苦悩するヒロインを熱演したブランシェットは、同作で第71回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。アカデミー賞では2004年にマーティン・スコセッシ監督の「アビエイター」で助演女優賞に輝いているが、主演女優賞は初めての受賞となる。
オーストラリア出身。97年のブルース・べレスフォード監督の「パラダイス・ロード」でハリウッド映画に初出演する。同年「オスカーとルシンダ」でAFI(オーストラリア・フィルム・インスティテュート)主演女優賞を受賞してスター女優となり、98年「エリザベス」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされる。その後は「狂っちゃいないぜ」(99)から「ロード・オブ・ザ・リング」3部作まで、多彩な役柄を演じ分けられる美人女優として知られている。
映画は78歳のアレン監督の最新作。セレブ生活から転落したヒロインが、上流社会への返り咲きに執念を見せる姿を描いたシリアスタッチのドラマで、脚本賞はじめ主要3部門にノミネートされた。