R・ラドラム原作「狂気のモザイク」映画化にチャン・イーモウ監督?
2014年2月16日 17:05
[映画.com ニュース] 「ボーン・アイデンティティー」シリーズの原作者として知られるロバート・ラドラムの長編小説「狂気のモザイク(原題:The Parsifal Mosaic)」を、同シリーズを手がける米ユニバーサル・ピクチャーズが映画化するプロジェクトの監督として、中国のチャン・イーモウが交渉中であると米バラエティが報じた。
1982年に発表された「狂気のモザイク」(邦訳は新潮文庫刊)の主人公は、CIA秘密工作員のマイケル・ハブロック。恋人がKGBのスパイだったことが分かり、自らその処刑にも加担したハブロックは、失意の底で工作員を引退することを決意して旅に出る。だがその旅先で死んだはずの恋人の姿を目撃し、やがて米ソ両政府が絡んだ陰謀の存在を知るというストーリー。
同プロジェクトは数年前から進行中で、当初は監督にロン・ハワードの名が挙がっていた。ハワードは、自身の製作会社イマジン・エンターテインメントのパートナーのブライアン・グレイザーとともに、引き続きプロデュースにあたる。「ロード・トゥ・パーディション」のデビッド・セルフが脚本第1稿を手がけた。
決定すれば、イーモウ監督にとっては初のハリウッド映画となる。