テリー・ギリアム悲願の企画「ドン・キホーテ」、ついに9月クランクインか
2014年2月13日 21:45

[映画.com ニュース] テリー・ギリアム監督が、長年温めている悲願の企画「ドン・キホーテを殺した男(The Man Who Killed Don Quixote)」について英エンパイア誌の取材で語り、今年9月のクランクインを予定していることを明かした。
「ドン・キホーテを殺した男」は、2000年にいったんクランクインしたものの、さまざまなトラブルに見舞われ製作中断にいたったいわくつきの作品。その顛末は、ドキュメンタリー映画「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(2002)にも描かれた。
すでにギリアム監督は、最新作「The Zero Theorem(原題)」(クリストフ・ワルツ主演)の次に「ドン・キホーテを殺した男」に着手したい意向を明かしていたが、このほど「リミット」「グランドピアノ 狙われた黒鍵」のスペイン人プロデューサー、エイドリアン・グエラが同プロジェクトに参加。グエラのもと、9月29日からスペイン領カナリア諸島で撮影を行う計画を立てているという。
ただし、まだ製作費が調達できておらず、キャスティングもこれから行うという。キャストについては、一度はオリジナルでジャン・ロシュフォールが演じる予定だったドン・キホーテ役にロバート・デュバル、ジョニー・デップが演じる予定だった中世にタイムトラベルする広告クリエイター役にユアン・マクレガーが起用され、10年夏にクランクインする予定だった。しかし、それも資金難で頓挫し、その後マクレガーの降板が報じられた(デュバルの動向は不明)。
なお、新作「The Zero Theorem(原題)」は昨年9月のベネチア国際映画祭を皮切りに、映画祭サーキットを回っているほか、イギリスでは3月14日の公開が決定している(日本公開は未定)。ギリアム監督自身も、今年は6月にイングリッシュ・ナショナル・オペラによるベルリオーズのオペラ「ベンベヌート・チェッリーニ」の演出を手がけ、また7月上旬にはロンドンのO2アリーナで開催されるモンティ・パイソンの再結成公演を控えており、多忙な1年となりそうだ。
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