池上彰氏が字幕監修に初挑戦「エージェント:ライアン」本ポスターも公開!
2013年12月11日 07:00

[映画.com ニュース] 10月に急逝した世界的ベストセラー作家トム・クランシーが生み出したCIAエージェント、ジャック・ライアンの活躍を描く映画化第5作「エージェント:ライアン」の字幕監修を、人気ジャーナリストの池上彰氏が務めることが明らかとなり、あわせて本ポスタービジュアルが公開された。
1984年に第1作が刊行された“ジャック・ライアン”シリーズは、時代を先取りしたリアルな世界情勢を背景に、強い正義感と天才的な分析力でさまざまな陰謀に挑むCIAエージェントの活躍を描き、全世界で1億冊以上読まれたベストセラー小説。映画化作品は「レッド・オクトーバーを追え!」(90)、「パトリオット・ゲーム」(92)、「今そこにある危機」(94)、「トータル・フィアーズ」(02)の4作を数え、アレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックがライアン役を演じている。
“シリーズ生誕30周年”を迎える14年公開の最新作「エージェント:ライアン」は、これまでの映画作品の設定を一新し、ジャック・ライアン捜査官の誕生と活躍を新たに描くリブート作。「スター・トレック」シリーズのクリス・パインが若きライアンを演じ、経済アナリストからCIAエージェントにスカウトされたスパイ経験ゼロの若者が、ルーキー捜査官として次世代型テロの謎に挑む姿が描かれる。
サスペンスとアクション満載の娯楽作ながら、国際問題や専門用語がセリフに数多く登場する同作の公開に当たって、配給元のパラマウントピクチャーズは、世界情勢に精通し、分かりやすい解説で人気を集めるジャーナリストの池上彰氏を字幕監修に起用することを発表。専門用語を自然な日本語で違和感なく楽しめ、国際情勢やテロの問題を身近に感じられる作品に仕上げたいという狙いだ。池上氏が字幕監修を務めるのは初体験で、「トム・クランシーの愛読者であり、ジャック・ライアンのファンだからお受けしました」と快諾した経緯を明かしている。
公開されたポスタービジュアルは、パイン演じるライアンを中心に、ケビン・コスナー扮する上官ロバート・ハーパー、キーラ・ナイトレイ演じるフィアンセのキャサリン・ミューラーのメインキャラクターがそろうデザイン。上部には「巨大な謎を《解析》せよ。」のコピーが記され、肉体だけではなく、頭脳を駆使した戦いが描かれる様子がイメージできる。監督を務めるケネス・ブラナー(「マイティ・ソー」)は、世界経済を牛耳る謎めいた実業家役として出演している。
「エージェント:ライアン」は、2014年2月15日から全国で公開(14日に先行公開)。
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