楳図かずお、77歳で映画監督デビュー!主演は片岡愛之助
2013年12月11日 05:00

[映画.com ニュース] 恐怖漫画の巨匠・楳図かずおが、77歳にして長編映画監督デビューを果たすことがわかった。自ら脚本を手がける「マザー」は、“楳図ワールド”の秘密を解き明かすような自叙伝的なストーリー。主人公の楳図かずお役は、ドラマ「半沢直樹」で大ブレイクを果たした歌舞伎俳優の片岡愛之助が務める。
楳図監督は、昔から映画が好きでいつかは監督に挑戦してみたいと思っていたという。だからこそ、「年齢はハンデだとは全く感じておらず、逆に年を重ねるに従い創作の引き出しは増えていっていると思っている。お話をいただいた時はチャンスだと思い挑戦しました」と話している。
主演の片岡には「半沢直樹」撮影前からオファーしていたそうで、「愛之助さんのほんわかした、のほほーんとした雰囲気が役にぴったりしていると思って、この役をお願いしました」。赤白ボーダーシャツ姿で熱演する姿を見て、「仕事にのめり込んで夢中になってやっているところも共通点だと感じました。舞台をやっていらっしゃるので、声がはっきりしていてメリハリのあるお芝居が素晴らしかった。愛之助さんにお願いして本当に良かった」と全幅の信頼を寄せている様子だ。
一方、オールロケの撮影と舞台を掛け持ちしてクランクアップを迎えた片岡は子どもの頃、楳図監督の大ファンだったという。「僕らの世代は『まことちゃん』などずっと読んでいましたし、先生は近づきがたい憧れの人で、まさかご本人にお会いできるとは思ってもいませんでした」。それだけに、「実際にお会いすると、楳図先生はとても繊細で優しい方。台本は本当に面白く、楳図ワールドといいますか、先生独特の世界観や描写がたくさんあって嬉しくなりました」と振り返っている。
ストーリーは、楳図のもとに生い立ちを本にしたいと出版社から話が舞い込むところから始まる。担当編集者・さくらは、楳図の創作の原点には亡き母イチエの影響が大きいことを知り、調査を続けるうちに周囲で次々と怪奇現象が起こるようになる。死んだはずの母の怨念が、楳図のまわりで底知れぬ恐怖を巻き起こし始める。
なお、物語の鍵を握る楳図の母・イチエ役を真行寺君枝が演じる。
「マザー」は、2014年9月27日から全国で公開。
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