監督50周年、82作品中54本をフィルムで見る山田洋次レトロスペクティブ開催
2013年11月26日 21:10
[映画.com ニュース]監督生活50周年を迎えた日本を代表する映画作家・山田洋次監督のレトロスペクティブ「映画監督 山田洋次」が、東京・京橋のフィルムセンターで12月2日から約2カ月にわたり開催される。
昨年、映画監督としては3人目となる文化勲章を受章し、今年は監督50周年記念作品「東京家族」が公開、そして82本目となる最新作「小さいおうち」の公開を来年1月に控える山田監督の足跡を回顧する企画。デビュー作「二階の他人」や、ハナ肇主演の喜劇「馬鹿」シリーズ、「家族」「幸福の黄色いハンカチ」「息子(1991)」などの重厚なドラマ、また、大人気シリーズの渥美清主演「男はつらいよ」や2000年以降に至る80本の中から、計54本(「男はつらいよ」シリーズは監督自選の20本)を上映する。
これまでの作品の多様さを振り返りながら、フィルム上映でまとめて鑑賞できる貴重な機会だ。2014年1月22日までフィルムセンター大ホールで開催。12月3日の「二階の他人」上映後には山田監督のトークが予定されている。また、12月6~22日の金・土・日曜日には、国内外の古典作品をフィルム上映で鑑賞する「映画の教室2013」が開催される。