第64回ベルリン国際映画祭はウェス・アンダーソン新作で開幕
2013年11月10日 21:30

[映画.com ニュース] ウェス・アンダーソン監督の新作「ザ・グランド・ブダペスト・ホテル(The Grand Budapest Hotel)」が、2014年2月6日に開幕する第64回ベルリン国際映画祭のオープニング作品に選出されたことが発表された。
第1次世界大戦後の激動の時代、ヨーロッパにある有名ホテルの名コンシェルジュとベルボーイを主人公に、貴重な絵画の盗難とある一族の莫大な財産をめぐる争いを描くコメディ。ドイツ・ゲルリッツやその近郊の町、ポツダムにあるスタジオで撮影が行われた。
映画祭ディレクターのディーター・コスリック氏は、「精巧なプロダクションデザインと勢ぞろいした素晴らしいキャストたちによって、唯一無二のアンダーソン監督らしさが生み出されている」と、同作を評している。
コンシェルジュ役をレイフ・ファインズ、ベルボーイ役を米若手俳優トニー・レボロリが演じるほか、F・マーレイ・エイブラハム、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ハーベイ・カイテル、ジュード・ロウ、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥー、トム・ウィルキンソンという豪華キャストが共演。その他、盟友オーウェン・ウィルソンをはじめ、ビル・マーレイ、ジェイソン・シュワルツマンら常連も名を連ねている。
過去のアンダーソン監督作では、02年の「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」と05年の「ライフ・アクアティック」が、同映画祭のコンペティション部門に出品されている。ちなみに、前作「ムーンライズ・キングダム」(12)は、昨年の第65回カンヌ国際映画祭のオープニング作品だった。
「ザ・グランド・ブダペスト・ホテル」は、同映画祭での上映がワールド・プレミアとなり、約1カ月半後の3月17日に全米公開される。
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