ビル・マーレイが特別映像で案内する「ムーンライズ・キングダム」の世界

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［映画.com ニュース］　ウェス・アンダーソン監督の最新作「ムーンライズ・キングダム」の特別映像が、このほど公開された。ウェス・アンダーソン作品常連のビル・マーレイが、今作の魅力を解説している。

今作は12歳の少年サムと少女スージーが駆け落ちしたことをきっかけに、個性豊かなキャラクターが巻き起こす騒動を独特のユーモアで描く。マーレイをはじめブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントンらが出演。第85回アカデミー賞で脚本賞にノミネートされ、話題を集めている。

特別映像は、撮影の様子を盛り込みながら、マーレイが絵本のようにカラフルなセットのなかで「ムーンライズ・キングダム」の世界を案内。共演者を「ティルダはこの役にぴったりのモンスターのような演技で、素晴らしい女優だよ。ブルースはとにかくマジでアクションスターでしょ？　そんな彼がアメリカの田舎の警官を演じるのは、『ダイ・ハード』のようなヒーローと同じなんだと思う」と分析している。

マーレイは、スージーの父親を演じており「実はスパイスの効いたラム酒をひっかけている。大勢の子どもを相手に大変でね。飲まずにいられない」と冗談交じりに述懐。そして、「こんなに撮影中に笑ったことはなかったよ。こういった低賃金で長時間撮影にかかるアートハウスの映画をウェスと一緒につくることをとてもうれしく感じて楽しんでいるし、そのためにも、ほかの映画で頑張ってもうけているんだ（笑）」と語った。

「ムーンライズ・キングダム」は、2月8日から全国で公開。