大泉洋、雨男ぶりに恐縮「清須会議」三谷幸喜監督&豪華キャストが総攻撃!
2013年10月15日 20:22

[映画.com ニュース] 三谷幸喜が初の時代劇に挑む「清須会議」の完成披露試写会が10月15日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、三谷監督をはじめ、主演の役所広司、大泉洋ら豪華キャスト陣が勢ぞろい。10年に1度といわれる大型台風が関東に近づくなか、三谷監督は「すべては雨男である大泉のせい」と“口撃”。撮影中も大泉が現場入りすると、たびたび雨が降り出したといい、当の大泉も「さすがにシャレにならない……」と恐縮しきりだった。
舞台挨拶には共演する小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、寺島進、伊勢谷友介、鈴木京香、中谷美紀、剛力彩芽、坂東巳之助が登壇。大泉演じる秀吉の妻にふんした中谷は「大泉さんが来ると途端に、雲が広がって……。いないと晴れるんですよ(笑)。私も妻として、お詫び申し上げます」と平謝り。寺島も「本当に雨男で迷惑だった。今この場で詫びを入れてもらいたい」とドスを利かせ、大泉の雨男ぶりに苦笑いを見せた。
三谷監督にとって6本目の映画となる本作は、17年ぶりに書き下ろした小説を自ら脚色し、本能寺の変で織田信長が死去した後、家臣の柴田勝家と羽柴(豊臣)秀吉らが後継者を決め、日本史上初めて合議によって歴史が動いたとされる清須会議の全貌を描く。
役所は主人公・柴田勝家を演じ「晴れ男の役所です(笑)。監督から勝家は体臭の強い男だといわれ、それを意識して役作りした。スクリーンから体臭が伝わると思います」とアピール。この日、いじられ放題の大泉は「怖い気持ちもあったが、身が引き締まった。僕が出ているので、ただのコメディと思われがちだが(笑)、決してそうではない」と初の三谷組参加に手応えを感じていた。
写真撮影の際には、高さ8メートル、幅7メートルの巨大な旗が登場。三谷監督が直筆した「天下取るよ」の文字がお披露目されると、会場に駆けつけた約3000人のファンは大歓声をあげた。三谷監督は「映画ファンであり、歴史ファンである僕にとって、大好きなものがつまった作品。ぜひこの映画で、日本一を目指したい」と“天下取り”に意欲満々だった。
「清須会議」は11月9日から全国で公開。
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