あまちゃん最終回迎えたクドカン「『半沢直樹』後の土下座はこれ!」と「謝罪の王様」PR
2013年9月28日 14:48

[映画.com ニュース]映画「謝罪の王様」が9月28日に公開し、主演の阿部サダヲをはじめ、井上真央、竹野内豊、岡田将生、荒川良々、脚本の宮藤官九郎、水田伸生監督が都内劇場で舞台挨拶を行なった。
「舞妓Haaaan!!!」「なくもんか」に続く主演・阿部×脚本・宮藤×水田監督によるコメディ。ヤクザの因縁からセクハラ、果ては国家間の問題まで様々なトラブルに“謝罪師”と呼ばれる男が事を丸く収めるために奔走する。
この日は、宮藤が脚本を務め、荒川も出演するNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の最終回放送日。司会がそのことに触れると会場からは温かい拍手がわき起こった。宮藤は照れくさそうに笑みを浮かべつつ「『半沢直樹』も終わったので土下座と言えばこれです!」と香川照之の土下座が大きな話題を呼んだ人気ドラマを引き合いに出し「香川さんの土下座と比べて阿部くんの土下座の速いこと!」と違いをアピール。阿部も「土下座はスピード感です!」と胸を張り笑いを誘っていた。
日本全国はもとより、ニューヨークにもキャンペーンで訪れた阿部は「ずっとキャンペーン中は謝罪していたので、今日は謝りません。感謝します」と1回目の上映に足を運んだ観客に感謝。だが司会から「本作からぜひ流行語を出したい」との急なムチャぶりで流行語のアイディアを求められると「もう謝らないって言ったのに……」とボヤキつつ「ゴ・メ・ン・ナ・サ・イ!」と東京オリンピック招致の滝川クリステルの「お・も・て・な・し」のパロディを披露し再び会場は笑いに包まれた。
『綱引いちゃった!』に続く水田作品出演となった井上は「脚本を読んでどんな風になるのかを思いました。阿部さんは監督に言われたことを淡々とやるんですが、たまに『おれ、こんなに動くんだ?』とかボソッと言ってました」と阿部が現場で漏らした愚痴を暴露していた。
阿部と共にニューヨークを訪れた竹野内は、劇中でも重要な意味を持つ「わき毛ボーボー、自由の女神」という振り付け付きのセリフに触れ「まさか『わき毛ボーボー』でニューヨークに行くことになるとは……。タイムズスクエアの前でもやりましたからね」と苦笑。それでもニューヨーカーたちの反応について「白い目で見られるかと思ったら笑ってくれました。楽しいことが好きだからノリがいいんですね」とホッとした表情を見せた。
阿部、宮藤とのトリオで3作品を送り出してきた水田監督だが、早くも次回作の構想について問われると、自らの頭を指し「もうこの中にあります」とニヤリ。「宮藤さんに『あまちゃん2』の前に書いてもらえると思います!」と期待を口にした。
「謝罪の王様」は全国東宝系にて公開中。
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