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“新スーパーマン”抜てきのヘンリー・カビル「マン・オブ・スティール」に自信

2013年8月26日 15:00

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ハードな肉体改造にも挑み、見事に大役を果たした
ハードな肉体改造にも挑み、見事に大役を果たした

[映画.com ニュース] 全世界43カ国で初登場1位を獲得した大ヒットSFアクション「マン・オブ・スティール」に主演し、“新スーパーマン”に命を吹き込んだ英俳優のヘンリー・カビルがこのほど来日し、インタビューに応じた。「ダークナイト」のクリストファー・ノーランと、「300 スリーハンドレッド」のザック・スナイダーがタッグを組んだ話題作。カビルは「誰もが知っているヒーローの、誰も知らないストーリーが描かれている。自分が主演できるなんて、これ以上光栄なことはない」と自信を示した。

映画は、無敵の能力を備えながらも、周囲からの阻害に悩み成長した青年クラーク・ケントが、運命を受け入れてスーパーマンとして立ち上がる過程を描いた“誕生”の物語だ。「力強い脚本が感情を揺さぶり、全体的にリアリズムに徹した作品になった。その点はクリス(トファー・ノーラン)のセンスが色濃く出た結果だと思う。一方、斬新な語り口やビジュアルは、ザックの得意分野。ふたりの才能が、見事に結集されている」とカビルは言う。

カビル自身は「007 カジノ・ロワイヤル(2006)」の6代目ボンドや「バットマン ビギンズ」の新バットマン役で最終候補に挙がりながら、大役を逃し続けた苦い過去を持つ。「実は、ブライアン・シンガーが手がけた『スーパーマン リターンズ』のオーディションも受けていた」と言い、それだけに今回の主演抜てきは、感激もひとしおだ。「正式決定の知らせを聞いたときはもちろんだけど、やはりあのスーツを着た瞬間、大きな喜びを実感したね。鏡に映る姿は、僕ではなくスーパーマンだったんだから」と振り返る。

マン・オブ・スティール」はすでに続編の製作も決定。7月に米サンディエゴで開催されたコミコンで、その続編にバットマンが登場し、DCコミックが誇る2大ヒーローが映画で初共演することが明らかになった。もちろん、カビルの続投も決定しており「スーパーマンとバットマン、どっちが強いかって? ふたりはまったく違うタイプのヒーローだから、シチュエーションによるかな(笑)。バットマンは頭がキレるし、財力もあるから、さまざまな発明で、スーパーマンに対抗してくるはずだよ」と早くも対決に期待を寄せている。

ハリウッドでは一度大役を手にすると、イメージが固定してしまうなどマイナス面もあるが「この作品そのものがドラマ性に富んでいるから、あまり心配はしていないよ。それに(ハン・ソロとインディアナ・ジョーンズを演じた)ハリソン・フォードをお手本に、スーパーマンと同じくらいビッグな役を演じるのもいいかもね」。大作ひしめく夏休みシーズンに殴り込みをかける本作について、「他の作品と比べるつもりはないけど、誰もが純粋に楽しんでもらえる作品だと自負しているよ」と力強く意気込みを語った。8月30日から全国で3D/2D公開。

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