ティムール・ベクマンベトフ「ベン・ハー」リブート版を監督?
2013年8月22日 19:19
[映画.com ニュース] 米MGMが、1880年に発表されたルー・ウォーレスによる歴史小説「ベン・ハー」の映画化について、「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ監督と交渉中であることがわかった。
原作小説は、ローマ帝国が支配するエルサレムのユダヤ人貴族ユダ・ベン・ハーの数奇な人生を、「新約聖書」のイエス・キリストの生涯を交えて描く叙事詩的ストーリー。これまでサイレント映画として1907年と25年、トーキー映画として59年、アニメ映画として2003年に4度映画化されている。なかでもウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の59年版は、アカデミー賞で最多11部門を受賞。その後、「タイタニック(1997)」「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」が同じく11部門を受賞しているが、これを上回る記録は出ていない。
米Deadlineによれば、MGMは今年1月、脚本家キース・クラーク(「ウェイバック 脱出6500km」)が脚色した企画を買い取り、リブートに向けて動き出した。クラークの脚本は、ベン・ハーと旧友メッサラの死闘にフォーカスした59年版とは違った趣になっており、より原作に忠実で、かつて親友だったベン・ハーとメッサラの人生の軌跡を描くようだ。