湘南エリア最後のミニシアター「フジサワ中央」1日限定で復活!
2013年8月13日 16:17
[映画.com ニュース] 2010年8月31日に、惜しまれながら60年の歴史にピリオドを打った神奈川・湘南エリア最後のミニシアター「フジサワ中央」が、8月25日に1日限定で“復活”することが明らかになった。
同館は50(昭和25)年、国鉄藤沢駅南口で開業。72年に百貨店建設のため一度閉館したが、77年に同北口で営業していた「フジサワ東映」を館名変更し、「フジサワ中央」として再スタートした。館内には赤いじゅうたん、天井にはシャンデリアが飾られ、昭和を象徴する劇場として、同地区の映画ファンから愛されていた。
今回の企画は、同館の元スタッフが立ち上げた移動式映画館「輪輪シネマ」が、フジサワ中央のあったビルを現在使用する新堀ギター教室に相談したことがきっかけ。「地域の人々が楽しめるイベントになるのならば、ぜひやろう!」と両者が意気投合し、開催が決定した。
「フジサワ中央復活祭」と銘打たれたイベントでは、かつて同館でもヒットした山田洋次監督作「男はつらいよ 寅次郎の青春」を上映する。午前10時、午後2時からの2回上映で、各回150人。午前10時の回のみ、女性ギター四重奏「Twinkle」による演奏と、無声映画「月世界旅行」を上映する。
また、両回ともに同館元支配人の手塚たまき氏、同館元映写技師の高林健氏のトークショーが行われるという。料金は、営業当時の料金設定である一般1700円、シニア1000円。問い合わせは、輪輪シネマ(info@wawacinema.com)まで。
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