永井豪も絶賛の「パシフィック・リム」最新画像を独占入手!
2013年7月10日 12:00
[映画.com ニュース] 「パンズ・ラビリンス」の鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が約2億ドルもの巨費を投じ、日本のアニメや特撮映画にオマージュを捧げて撮り上げたSFスペクタクル超大作「パシフィック・リム」から、人型巨大兵器“イェーガー”の勇姿をとらえた最新画像を映画.comが独占入手した。
公開された画像は、人類が突如現れた巨大生物“KAIJU”の危機に挑むために建造したイェーガーの1体で、主人公ローリー(チャーリー・ハナム)とマコ(菊地凛子)が乗り込むことになる“ジプシー・デンジャー”。夜間の出撃でサーチライトから光を放ち、胸部には巨大なタービンが赤く光る。右手に抱えた漁船と比較すると、イェーガーの巨体ぶりが分かるはずだ。
メキシコでの少年時代に日本のロボットアニメや怪獣映画の洗礼を受けたデル・トロ監督は、いまや自他ともに認める“ハリウッドNo.1の日本オタク”で、「世界で一番影響を受けたクリエイターは宮崎駿」と公言し、日本を代表するクリエイターとの親交も厚い。だからこそ、同作に登場するイェーガーは、人間が乗り込んで操縦するタイプの巨大ロボット。「トランスフォーマー」や「ロボコップ」など、パイロットを必要としない自律型ロボットが主流なハリウッドにあって、正しく“日本の巨大ロボ”のDNAを受け継いでいる。
その日本型巨大ロボのパイオニアといえば「マジンガーZ」だが、原作者の永井豪が先ごろ行われた完成披露試写会で今作を鑑賞。マジンガーから「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」へと40年以上にわたって受け継がれた巨大ロボの系譜が、最新のハリウッド超大作へと結実した姿に「怪獣対巨大ロボットの激しいアクションに圧倒された。面白い! 巨大ロボットは映画に向いていると実感した!」と絶賛のコメントを寄せている。
また、世界的ヒットゲーム「METAL GEAR SOLID」シリーズの小島秀夫監督も「まさか、生きている間にこんな映画を、観賞できるとは思わなかった」と大絶賛。「『2001年宇宙の旅』で宇宙を感じた時、『ジュラシック・パーク』で恐竜に触れた時、あの同じ感動がある」と続け、「何よりもすごいのは、単なるリスペクト映画に留まらず、『娯楽映画』のこれからの夢を見せてくれるところだ」と最大限の賛辞を送っている。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」「おおかみこどもの雨と雪」のキャラクターデザイナー、貞本義行も「まさに、日本の特撮&アニメの“全部乗せ盛り”といえる出来に大満腹! スゲェー!!」と驚きを伝えた。
「パシフィック・リム」は、8月9日より全国で3D/2D公開。
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