山田洋次監督最新作「小さいおうち」14年1月25日に公開決定!
2013年7月2日 14:00
[映画.com ニュース] 山田洋次監督の通算82作目となる最新作「小さいおうち」が、2014年1月25日に公開されることを松竹が発表した。また、映画.comでは初公開となる今作のカットを独占で入手。松たか子と黒木華が“昭和モダン”を見事に体現している。
中島京子氏の第143回直木賞受賞作を映画化するもの。原作を読後、すぐに中島氏へ映画化したいと手紙を書いたという山田監督にとって、初めて手がけるラブロマンス作となる。東京の赤い三角屋根の“小さいおうち”が舞台となり、玩具会社勤務の旦那様と妻の時子、5歳の恭一ぼっちゃん、住み込みで働く布宮タキの日常を描くとともに、旦那様の部下・板倉正治と時子の淡い恋愛事件に秘められた真実が、60年の歳月を経て紐解かれていくさまを描く。
映画は、昭和パートと平成パートに分かれており、「隠し剣 鬼の爪」以来約9年ぶりに山田組“参戦”となる松は、時子に扮する。美術スタッフこん身のセットとともに、美しい衣装も見どころのひとつで、時子には洋装、和装を合わせて20着以上が用意された。初公開となるカットで松が身に着けている着物からも、華やかさのなかに芯の通った強さを感じることができる。
また、一方の黒木は物語の重要な鍵を握るタキを演じる。23歳とは思えない割烹着姿を披露しているが、撮影現場でも山田監督を筆頭とするスタッフたちから「ここまで割烹着姿の似合う女性はなかなかいない!」と絶賛されたほどだ。
なお、昭和パートには片岡孝太郎、吉岡秀隆、橋爪功、吉行和子、室井滋、中嶋朋子、ラサール石井、あき竹城、笹野高史、松金よね子、秋山聡、市川福太郎、螢雪次朗、林家正蔵、平成パートには倍賞千恵子、妻夫木聡、小林稔侍、夏川結衣、木村文乃、米倉斉加年が出演している。
「小さいおうち」は、14年1月25日に全国で公開。
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