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「ギャラクティカ」アダマ艦長・坂口芳貞、庵野秀明監督らを“名誉艦長”に任命

2013年6月27日 08:30

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「ギャラクティカ」について語り合った4人
「ギャラクティカ」について語り合った4人

[映画.com ニュース] 世界中のSFファンに愛されるテレビシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」全4シーズンのブルーレイ&DVDリリースを記念し6月26日、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの庵野秀明監督、「ローレライ」「のぼうの城」の樋口真嗣監督、「宇宙戦艦ヤマト 2199」の出渕裕監督、シリーズを通じて主人公ウィリアム・アダマ艦長の日本語吹き替えを務めた声優の坂口芳貞がトークイベントを行った。

2003年にアメリカで放映されて以来、エミー賞など数々の栄冠に輝き、現在も世界中で根強い人気を誇るSFサバイバル・アクション。絶滅を逃れた人類が、新たな故郷を求めて果てしない宇宙を旅する姿を描く。新作となるスピンオフ「BLOOD&CHROME/最高機密指令」が加わり、10年に及ぶサーガが完結した。

坂口から“名誉艦長”に任命されるほど、「ギャラクティカ」の熱烈なファンである日本のトップクリエイター3人。庵野監督は、「アメリカで船をきちんと扱っている映画は少ないけど、『ギャラクティカ』は戦艦をちゃんと描写してる。船はこうでなくっちゃ! もっとやろうよ、撃ち合いを!」と、それとなく「宇宙戦艦ヤマト」をリメイク中の出渕監督に嘆願。また、「本当にうらやましい。悔しいけど、これを日本のテレビでやるのは難しい」と本音を吐露した。

坂口は、「艦長なので頼りになる男じゃないといけないけれど、非常に人間的な部分もある。未来的なものが色々と出てくるのに、ヒゲを剃るのはアナログで良い」とマニアックな視点で見どころを語った。すると出渕監督も、「『宇宙戦艦ヤマト』の方が先だけど、互いに影響し合っている感じ。そのアナログ感にしびれるし、共通項がある」と分析。樋口監督は、「いかに既成概念を疑って人間関係をギチギチにできるか。『ダークナイト』も『ギャラクティカ』の影響下にあったんだなと思った。ただ、アダマ艦長の父性と息子アポロとの関係性みたいなものは『ダークナイト』にはないもの」と熱弁をふるった。

最後に坂口は、「ここに集う我々は皆、海外ドラマ史上最も過酷な旅の仲間だ。ギャラクティカという希望を乗せた艦(ふね)の同乗者を、さらに増やしていこうではないか。そうここに願う!」と訓辞を読み上げ、会場に集まったファンを歓喜させた。

「GALACTICA/ギャラクティカ」全4シーズンのブルーレイ&DVDは、発売中。

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