新人俳優・古川雄輝「潔く柔く」でキーパーソン・小峰清正役に抜てき
2013年3月27日 21:30
[映画.com ニュース] 長澤まさみと岡田将生の初共演で、いくえみ綾氏の人気少女漫画を初映画化する「潔く柔く」に、新人俳優・古川雄輝が出演していることがわかった。古川は、長澤演じる主人公・瀬戸カンナの過去と現在を結ぶ重要なキャラクター、小峰清正役に挑戦した。
原作は、2004~10年に「Cookie」(集英社刊)で連載されたいくえみ氏の同名コミック。大切な人を失った喪失感を抱える若者が再生に向かう姿を、オムニバス形式でつづる。本作は、「僕の初恋をキミに捧ぐ」「パラダイス・キス」などの恋愛映画で手腕をふるってきた新城毅彦監督のメガホンで、原作でも高い人気のクライマックスのエピソードを映画化。辛い過去を背負ったカンナと赤沢禄が、傷を抱えながらもひかれあう。
古川は慶応義塾大学理工学部に在学中、“ミスター慶応”に選抜された異色の経歴を持つ。芸能界デビューを果たしてからは、映画「高校デビュー」「ロボジー」「永遠の0」などに出演を重ね、テレビドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(3月29日からCSチャンネル・フジテレビTWOで放送)では主演を務めるなど、その活躍に注目が集まっている。
今回、古川が挑んだ清正は、高校1年生の夏に事故で命を落としたカンナ(長澤)の幼なじみ、ハルタ(高良健吾扮)のいとこというキャラクター。清正は、生前のハルタから重要な告白を受け、その事実を胸に秘めたまま大人になる。カンナとハルタの学生時代、事故直前のハルタを知る唯一の人物として、カンナたちの運命を揺さぶる重要な役どころだ。
キーパーソンを演じた古川は「原作のイメージを大切にしながら、自分なりの清正にできたら」と役づくりを行った。「広島での撮影は日々清正と向き合って撮影に取り組んだので、難しさを感じつつも、共演者の方々といろいろな話をさせていただきながら撮影に臨め、大自然の中で自分も高校生に戻ったような気分で、とても楽しかった」と振り返っている。
「潔く柔く」は、10月26日から全国で公開。
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