溝端淳平、「ソドムの林檎」寺島しのぶらと共演で恋愛恐怖症?
2013年3月19日 17:00
[映画.com ニュース] 第6回「WOWOWシナリオ大賞」授賞式と、連続ドラマW「ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち」の制作発表が3月19日、東京・日比谷の帝国ホテルで行われ、主演の寺島しのぶほか、共演の木村文乃、溝端淳平、石橋杏奈、野村周平、脚本家の荒井晴彦、廣木隆一監督らが会見した。
美貌ゆえに偽りの愛を受け、自らの顔を醜く変形した女・恵と、愛されるために美しい容姿へと変貌した女・万里という対照的な2人の女性の対峙を通じ、“永遠の美しさ”を渇望する女の性と業を描き出す。寺島は、結婚詐欺の果てに夫を殺害した容疑で逮捕される主人公・恵役を演じ、「こういう役を引き受ける女優は少ないと思う(笑)。荒井さんと廣木監督とは「ヴァイブレータ」「やわらかい生活」以来3本目で、再会して一緒に仕事をさせていただくのはとてもうれしく、エキサイティングな時間だった」と述懐。また、「荒井さんの本は本当に難しく、見る方に媚を売っていない。私自身ついていくのに必死だったけど、世の中が優しくなり過ぎてそういう作品が最近ないなって思っていた。今までにない突き放した作品になっているのでついて来てください。ドラマを超えた映画になっている。最後まで見たら“荒井ワールド”が分かると思う」と作品の出来に自信をのぞかせた。
恵を取材する雑誌編集者・万里役の木村は、「廣木組は初めてで私で大丈夫なのかという不安もあった。だけど、いざ現場に入ると皆さん良いものを作るために集まっていて、それを肌に感じて撮影できた」と手応え。万里同様、恵にのめり込んでいくスポーツ紙記者役の溝端は、「廣木監督は厳しいけれど愛情があるので、信頼できる現場だった。男としては目を塞ぎたくなるような女性の闇を見て、『世の女性がみんなこんな感じなら、俺ははもう恋愛したくねえな』というくらい。男は女性に幻想を抱いたり恋愛に楽観的だけど、そういう風に思っている男性にも見てほしい」と本音を吐露。廣木監督は、「素敵な役者さんたちがゲロを吐いてくれたりパンストを履いてくれたり、ここまでやってくれてるのが映像のパワー、ドラマの力強さになってる」とキャスト陣の役者魂を称賛していた。
プロ・アマ問わず優れたシナリオを発掘、映像化する目的で創設された「WOWOWシナリオ大賞」授賞式では、大賞に選ばれた香坂隆史氏の「愛の告発」、井上志津氏の「帰郷」と水野知佐子氏の「未亡人の背中」の優秀賞2編が発表された。選考委員長を務める崔洋一監督は、「昨年は残念ながら大賞が出せかった。皆さん優秀がゆえに、今の枠組みを壊してやろうというオリジナルな若さが薄くなってきた。今後も、我々を打ちのめすような新しい自由な広い世界を見せてほしい」と激励。大賞受賞の香坂氏は、「高校生の時に映画に興味をもち始めて、よくWOWOWで録画した映画を見ていたことを覚えてる。この世界に入るきっかけとなったWOWOWで自分の作品が映像化されることに大変な喜びを感じている。結果を残せるよう尽力するつもり」と意気込みを語った。
連続ドラマW「ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち」は、WOWOWで3月23日より放送開始(全4話・第1話は無料放送)。
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