タランティーノプレゼンツ!RZA初監督作「アイアン・フィスト」8月公開
2013年3月1日 18:30
[映画.com ニュース] クエンティン・タランティーノが全面サポートした、米ヒップホップグループ「ウータン・クラン」のリーダー、RZAの監督デビュー作「The Man With The Iron Fists」の邦題が「アイアン・フィスト」になり、8月に公開されることが決定した。
RZAは、ヒップホップ界を牽引するミュージシャンとしての顔に加え、音楽も担当したジム・ジャームッシュ監督作「ゴースト・ドッグ」(1999)で銀幕デビュー。タランティーノ監督作品では、出会いとなった「キル・ビル」(03)に続き、第85回アカデミー賞脚本賞を受賞した「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)でも音楽を担当している。
今作は、幼少期から中国の武侠映画や日本の時代劇に関心があったというRZAが、タランティーノの協力のもと監督、出演、脚本を兼ねたマカロニカンフーアクション。「ホステル」(2005)でメガホンをとったイーライ・ロスが、共同脚本を務めている。舞台は、19世紀の中国“ジャングル・ヴィレッジ”。ある日、後継者問題から族長が暗殺されたことを引き金に、ライオン族のなかで内部紛争が勃発。他部族も巻き込んだ争いへと発展し、街の中で唯一争いが起こらなかった娼館“ピンク・ブロッサム”でも、し烈な戦いが繰り広げられることになる。
RZAは、抗争に巻き込まれ両手を失い、復しゅうに燃える寡黙な主人公アイアン・フィストを熱演。「アメリカン・ギャングスター」(07)に続き、共演となったラッセル・クロウが、アイアン・フィストと共闘する三枚目のキャラクターに挑んだ。さらに、ルーシー・リューがピンク・ブロッサムの女将役で、本格的なアクションを披露している。
「アイアン・フィスト」は、8月から全国で公開。