吉本ブサイク芸人、ハリウッド大作の“似すぎている”巨人の吹き替え担当
2013年2月22日 09:00

[映画.com ニュース] 童話「ジャックと豆の木」をモチーフにしたハリウッド大作「ジャックと天空の巨人」に、「スリムクラブ」の真栄田賢、「千原兄弟」の千原せいじ、「博多華丸・大吉」の博多華丸、「南海キャンディーズ」の山里亮太が日本語吹き替え声優として参加することがわかった。
中世のイギリスを舞台に、人間界と巨人界を隔てていた禁断の扉を開けてしまった青年ジャックが、人間界の制圧を企む巨人たちと戦う姿を描いた3Dアドベンチャー。「スーパーマン リターンズ」「X-メン」のブライアン・シンガー監督がメガホンをとり、主人公のジャックを「アバウト・ア・ボーイ」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のニコラス・ホルトが演じる。
今回キャスティングされた4人が吹き替えるのは、映画史上最も不細工な顔を持つという巨人四天王のフィー(真栄田)、ファイ(千原)、フォー(博多)、ファム(山里)。岩壁のようなゴツゴツとした肌と褒める点が見つからない容姿をもち、性格は傍若無人で野蛮。ジャックやヒロインのイザベルら人間たちを絶体絶命の危機に陥れるという役どころだ。
4人は、それぞれが吹き替えを担当する巨人と「激似」という理由で起用された。同作を配給するワーナー・ブラザース映画の宣伝プロデューサーは、巨人の姿を見てすぐに「日本に本物がいる!」と4人の顔を思い浮かべたという。「ハリウッド映画史に刻まれるであろう、この巨人四天王になりきれるのは彼らしかいないと、真剣にオファーを出しました。数ある吹き替え版の中でも、容姿までも吹き替えた作品は映画史上初かもしれません」と、4人の容姿が似過ぎていたことからオファーに至ったことを明かす。
一方、「不細工だから」という理由で選ばれた芸人たちは、真栄田が「このメンツとの並びは、不本意です」とこぼしながらも、「巨人の中では僕が一番似ていると思います。事務所に不満がある感じの眼なんか特に(笑)」と早くも愛着を感じている様子。かつて「シャーロットのおくりもの」でカラスの吹き替えを担当したことがある千原は、「ブサイク芸人として、以前カラスの役でデビューしていますが、だんだん霊長類に近づいていっている感じです(笑)」、博多は「ハリウッドでもこの4人でいけるんじゃないですか? 逆輸入してみたい気持ちですよ」とコメントしている。
また、巨人役の声優と聞いて真っ先に相方のしずちゃん(山崎静代)に相談したという山里も、「しずちゃんは、巨人の役作り35年くらいやっているんでね。いかに迫力を出すか。映像も迫力があるのでにそれに負けないように! っていうのもプレッシャーです」と話している。
そのほかの吹き替え声優には、主人公ジャックをウエンツ瑛士が担当し、ヒロインのイザベルに平愛梨、巨人軍団を束ねるファロン将軍に「ガレッジセール」のゴリが決定している。
「ジャックと天空の巨人」は3月22日から全国公開。同23日開幕の第5回沖縄国際映画祭では特別招待作品として上映される。
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