「狼よさらば」「メカニック」マイケル・ウィナー監督が死去
2013年1月22日 21:25
[映画.com ニュース] マイケル・ウィナー監督が1月21日(現地時間)、肝臓疾患のため英ロンドンの自宅で息を引き取った。享年77歳だった。2007年、食中毒で一命をとりとめて以来、体調が芳しくなかったようだ。
ウィナー監督はBBCに勤務後、1960年に自ら脚本を書いた「Shoot to Kill(原題)」で長編映画監督デビュー。その後、オリバー・リード主演の「ジョーカー野郎」や「脱走山脈」のメガホンをとった。71年にアメリカに渡り、「追跡者」を監督。「メカニック」「シンジケート」でタッグを組んできたチャールズ・ブロンソンを主演に迎えた「狼よさらば」が大ヒットし、続編の「ロサンゼルス」「スーパー・マグナム」も手がけた。
美食家としても知られ、晩年は英サンデー・タイムズ紙に「ウィナー・ディナー」というレストランのレビューコラムを連載。英国内では、保険会社のCMでもおなじみだった。また、元ダンサーのジェラルディーン・リントン=エドワーズと2年前に結婚していた。
その他の代表作に「スコルピオ」や「センチネル」など。ジョン・クリーズやベン・キングズレーが出演するコメディ「Parting Shots(原題)」(98)が、遺作となった。