トム・クルーズ、「M:I-5」メガホンとるのは「アウトロー」監督だと明言!
2013年1月9日 14:12
[映画.com ニュース] 来日中の米俳優トム・クルーズが1月9日、都内で記者会見を行い、主演最新作「アウトロー」をアピールした。イギリス発のハードボイルド小説“ジャック・リーチャー”シリーズを原作にしたアクション大作で「サムライの精神を持った、デジタル時代を生きるアナログ人間なんだ」と主演作史上“最も危険なヒーロー”だといわれる主人公を説明。会見にはヒロインを演じたロザムンド・パイク、監督と脚本を手がけるクリストファー・マッカリーが同席し、クルーズ本人が「実はクリスが『ミッション:インポッシブル5(仮題)』の監督をするんだ」と明言。「ここで何しているの? 早く準備に取りかからないと(笑)」とマッカリー監督をけしかけ、駆けつけた約500人のメディア関係者を沸かせた。
映画はクルーズ演じる元米軍の秘密捜査官ジャックが、白昼5人が殺害された狙撃事件の真相へと迫る姿を描き、「映画人として挑むことが多かった作品。特にアクションやカーチェイスには、これまでにない特別なアプローチで迫った」(クルーズ)。自らスタントもこなし、「ジャックは決して運転が上手じゃないタイプ。実際に撮影では8台も廃車にしてしまった」と明かしたほか、撮影中のハプニングによって偶然生まれたというアクションシーンについて10分以上熱弁する場面もあった。
マッカリー監督は、「ユージュアル・サスペクツ」でアカデミー賞を受賞した脚本家。クルーズ主演作「ワルキューレ」の脚本を執筆したことを機に、「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」(クレジットなし)、現在撮影中の「All You Need Is Kill」などクルーズの出演作品のほとんどで脚本を手がける“盟友”で、「トムと仕事する気分? とても楽しい経験ができるし、仕事中はお互いほとんど寝ないほどだよ」。そして「彼は決して自分のやり方を押しつけようとしないし、常に学ぶ姿勢を失わない」とクルーズの職人魂を称えた。
また、共演するパイクも「トムの熱意は自然と現場に広がるの。もちろん、私も大いに鼓舞されたわ。すでにトムとクリスには深い友情が築かれているから、ふたりの間に割って入るのは恐れ多い気持ちもあったけど、取り残されないように頑張ったわ」と撮影を振り返っていた。
「アウトロー」は2月1日から全国で公開。
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