大友啓史監督&青木崇高「るろ剣」引っさげ北米プレミア出席 続編にも意欲
2012年12月18日 07:00

[映画.com ニュース] 佐藤健主演で人気剣客漫画を実写化した「るろうに剣心」が12月14日、米ハリウッドのエジプシャンシアターで行われた“LA EigaFest 2012”で、オープニング作品として北米プレミア上映され、大友啓史監督と相楽左之助役の青木崇高が会見に出席した。
15年前にロサンゼルスで生活していた大友監督は、「自分が監督した作品がアメリカの映画館で(しかも映画の聖地、ハリウッドで!)上映されるなんて夢にも思っていなかったので、自分の作品がこの映画の都でかかるのは感慨深いとともに、素直にうれしく思います」と感激しきり。青木も、12年前にバックパックで旅行した経験があるそうで「当時は役者になろうとも思っていなかったので、今日こういう形でまたロサンゼルスに来ることができて、非常にうれしい」と喜びを語った。
会場には600人以上のファンが詰めかけ、満員のなか上映が行われた。ふたりは、上映後のQ&Aセッションにも登場。続編について問われると「今いろいろと考えているので、もう少し待っていてください。アメリカのみんなが応援してくれたら、続編が決まるかもしれません!」(大友監督)、「みなさまの力で左之助をもう1度やらせてください!」(青木)と意欲的な姿勢を見せた。
今年で2回目を迎えた同映画祭は、日本映画をアメリカに定着させることを目的として開催。今作をはじめ「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督)、「テルマエ・ロマエ」(武内英樹監督)、「へルタースケルター」(蜷川実花監督)、「のぼうの城」(犬童一心監督、樋口真嗣監督)、「おおかみこどもの雨と雪」(細田守監督)などが上映された。
原作は、1994~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された、和月伸宏氏の人気漫画「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」。伝説の人斬りと恐れられた緋村剣心が、流浪の旅を続ける姿を描く。シンガポール、香港、台湾など海外配給が決定しており、フィリピンでは初日の5日間で、日本映画史上最高のオープニング成績となる1051万ペソ(約2154万円)を記録した。ブルーレイ&DVDが、12月26日に発売される。
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