芦田愛菜ちゃん、ハリウッドデビュー!超大作「パシフィック・リム」に出演
2012年12月14日 06:00

[映画.com ニュース] 人気子役の芦田愛菜ちゃんが、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作「パシフィック・リム」でハリウッドデビューを果たしていることがわかった。菊地凛子扮する人型巨大兵器のパイロットの幼少時代を演じる。4月に約2週間、カナダ・トロントで行われた撮影に参加した愛菜ちゃんは「えいごがわからないので、すこしふあんなきもちにもなったんですけど、かんとくさんにお会いしたとき『トトロってよんでね』とやさしくわらいかけてくれて、とてもうれしかったです」と振り返った。
走り回るシーンを30回以上もテイクを重ねた愛菜ちゃんは、嗚咽(おえつ)が出るほど全力で役と向き合い、演技に没頭。また、主要キャストのひとりに名を連ねる菊地がオフの日に現場を訪れ、愛菜ちゃんにエールを送るひと幕もあったそうだ。ハリウッドデビューとは思えないほど堂々とした演技に、デル・トロ監督をはじめキャスト、スタッフは絶賛。帰国時には一気に大人びて、“お姉さん”に成長した姿に事務所スタッフも驚きを隠せなかったという。
大役を果たした愛菜ちゃんが、いま最も熱中していることは英語の勉強。デル・トロ監督との思い出に触れ、「かんとくはみぶりや手ぶりで、わたしにえんぎをおしえてくださいました。みえないものをみえるようにおしばいしながらにげたり、ないたりすることがとてもむずかしかったんですが、いっしょうけんめい役をえんじました。ぜひみなさんみてください」とコメントを寄せた。

チャーリー・ハンナム、イドリス・エルバ、菊地らが出演する今作は、太平洋の深海から突如出現し、次々と大都市を破壊する巨大怪獣と、巨大ロボットを操縦する人間たちの壮絶な戦いを描く総製作費約2億ドルのSF超大作。また、「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」で知られるデル・トロ監督は、自他ともに認める“ハリウッドNo.1の日本オタク”。世界で最も影響を受けたクリエイターは宮崎駿だと公言しており、2008年に来日した際は、スーツケース11個分も日本の玩具を買って帰ったという。そんな親日家監督が、愛菜ちゃんをどのように演出したのかも含め、今後も今作から目が離せない。
「パシフィック・リム」は、2013年夏に全国で公開。
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