田村正和、初対面の米倉涼子にエール「もっともっと挑戦して」

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［映画.com ニュース］俳優の田村正和と女優の米倉涼子が12月13日、都内で行われたテレビ朝日開局55周年記念2週連続ドラマスペシャルの発表会見に出席した。松本清張の珠玉2作品を没後20年にあわせよみがえらせる。田村は、「十万分の一の偶然」（12月15日午後9時）に主演し、1年9カ月ぶりにドラマに登場。「（クランクイン後）しばらく、いや最後まで緊張したね」としみじみ。一方、米倉は「熱い空気」（12月22日午後9時）でブスな家政婦役に挑んだ。「新境地を楽しく演じられた」と充実感をにじませた。

「十万分の一の偶然」では、事故死した娘の無念を晴らそうと執念で真相に迫る父を日本が誇るベテラン俳優・田村が演じる。これまで何度も清張作品に出演してきたが「今回は特に気持ちが入りやすかった。私も娘がいるから父の気持ちがわかった」と振り返った。久々のドラマの現場を「しんどかった。怖かった」と冗談めかしながらも、慣れ親しんだ東映京都撮影所での収録はやはり特別なようで「スタッフに助けられた」と感謝を示した。中谷美紀、高嶋政伸、内山理名、小泉孝太郎らが共演。

「熱い空気」は、市原悦子主演の人気シリーズ「家政婦は見た！」の原作にもなったミステリー。今年はニューヨーク・ブロードウェイの舞台に立ち、主演する同局連続ドラマ「ドクターX ～外科医・大門未知子～」も絶好調の米倉が、さえない格好で派遣先を訪れる偏執的家政婦役に。米倉自ら「松本先生のお墓を参り『失礼があったら申し訳ありません』と報告してきた。手応え？ 今回はわからない」と言うほどのチャレンジ。「でも楽しかった」と満面の笑顔で話した。共演に余貴美子、高岡早紀、段田安則、野際陽子ら。

田村と米倉はこの日が初対面。田村は米倉のブロードウェイ進出などを絶賛し「もっともっと挑戦してほしい」。大先輩から直々に褒められ、米倉は「感無量です」と顔を赤らめた。また、田村家に家政婦として潜入できたら？ と聞かれ「まずクローゼットの確認、それから冷蔵庫の中のものをちょっとずついただこうかしら。それ、すっごい楽しそう！」とはしゃいでいた。（映画.com×文化通信.com）

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