ペドロ・コスタと彫刻家ルイ・シャフェスが選ぶ名画上映企画
2012年11月19日 16:31

[映画.com ニュース] 「ヴァンダの部屋」などで知られるポルトガルの鬼才ペドロ・コスタと彫刻家のルイ・シャフェスが選んだ名画を上映する「ペドロ・コスタ&ルイ・シャフェスのカルト・ブランシュ」が、12月1日からオーディトリウム渋谷で開催される。
プライベートでも仲が良いふたりによる映像インスタレーションと彫刻を展示する美術展「MU[無] ペドロ・コスタ&ルイ・シャフェス」展開催に伴って企画された。展覧会タイトルは小津安二郎の墓碑に刻まれた「無」という一文字に触発されたふたりが選んだという。
上映されるのは、ふたりが選んだ日本語字幕付き、日本で上映可能なフィルム作品で、小津安二郎「父ありき」、カール・ドライヤー「吸血鬼」、アントニオ・レイス&マルガリータ・コルデイロ「トラス・オス・モンテス」、マノエル・デ・オリベイラ「アニキ・ボボ」、チャールズ・チャップリン「街の灯」、ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ「エンペドクレスの死」、ロベール・ブレッソン「バルタザールどこへ行く」、ジャン=リュック・ゴダール「彼女について私が知っている二、三の事柄」、アンドレイ・タルコフスキー「アンドレイ・ルブリョフ」、ペドロ・コスタ「ヴァンダの部屋」、「コロッサル・ユース」の11作品。
映画と彫刻という異なる表現領域で国際的に活躍するポルトガルのアーティストふたりが選んだ数々の名作をスクリーンで堪能できる貴重な機会だ。12月1日と3日には二人のトークが予定されている。「ペドロ・コスタ&ルイ・シャフェスのカルト・ブランシュ」会期は12月1~3日、7~13日。「MU[無] ペドロ・コスタ&ルイ・シャフェス」展は12月7日~2013年3月10日。
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